予算13万円台でポータブル電源の購入を考えているあなた。
13万円台のポータブル電源といっても、メーカーや種類によって、性能も様々です。
だけどポータブル電源を1つ1つ調べるのは面倒くさいですよね。
そこでこの記事では、ポータブル電源選びで失敗しないよう、予算13万円台で買えるポータブル電源を有名メーカーの製品のみ厳選し1つの比較表にまとめました。
さらに、その比較表をもとにレーダーチャートやランキングも作成しているので、参考にしてみて下さい。
13万円台で買えるポータブル電源の比較表
名称 | Jackery ポータブル電源1000New | EcoFlow DELTA3 | BLUETTI AC180 | Anker Solix C1000 |
画像 | 公式サイト↗ | 公式サイト↗ | 公式サイト↗ | 公式サイト↗ |
価格 | ¥139,800 | ¥139,700 | ¥139,800 | ¥139,900 |
容量 | 1,070Wh | 1,024Wh | 1,152Wh | 1,056Wh |
定格出力 | 1,500W | 1,500W | 1,800W | 1,500W |
充電時間 | ACコンセント:約1.7時間 急速充電:約1時間 シガーソケット:約12時間 ソーラー400W:約3時間 | ACコンセント:約56分 シガーソケット800W:約1.3時間 ソーラー500W:約2時間 発電機1,400W:約56分 | ACコンセント:約1.3~1.8時間 シガーソケット12V:約12~12.5時間 シガーソケット24V:約6.3~6.8時間 ソーラー500W:約2.8~3.3時間 発電機1,440W:約1.3~1.8時間 | ACコンセント:約58分 シガーソケット:約時間 ソーラー400W×2:約2時間 |
出力 ポート | ACコンセント×3 シガーソケット×1 USB-A×1 USB-C×2 計:7口 | ACコンセント×6 シガーソケット×1 DC5521×2 USB-A×2 USB-C×2 計:13口 | ACコンセント×4 シガーソケット×1 USB-A×3 USB-C×1 ワイヤレス×1 計:10口 | ACコンセント×6 シガーソケット×1 USB-A×2 USB-C×2 計:11口 |
AC出力 周波数 | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 |
バッテリー | 種類:リン酸鉄系 寿命:約4,000サイクル | 種類:リン酸鉄系 寿命:約4,000サイクル | 種類:リン酸鉄系 寿命:約3,500サイクル | 種類:リン酸鉄系 寿命:約3,000サイクル |
バッテリー制御 | BMS搭載 | BMS搭載 | BMS搭載 | BMS搭載 |
重量 | 約10.8kg | 約12.5kg | 約16.4kg | 約12.9kg |
サイズ | 約32.7×22.4×24.7㎝ ≒18,092㎤ | 約39.8×20×28.4㎝ ≒22,606㎤ | 約34×24.7×31.7㎝ ≒26,622㎤ | 約37.6×20.5×26.7㎝ ≒20,580㎤ |
動作温度 | -10℃~45℃ | -10℃~45℃ | -20℃~40℃ | -20℃~40℃ |
保証期間 | 5年 (基本保証3年+製品登録で2年) | 5年 | 5年 | 5年 (通常1年半、公式サイト会員は5年へ自動延長) |
その他 | ・LEDライト搭載 ・パススルー対応 ・UPS機能搭載 ・アプリ対応 ・バッテリー節約モード ・騒音値30dB以下 ・UL認定レベルの耐火性 ・IEC 9レベルの耐衝撃性 ・UN38.3認証 | ・アプリ対応 ・UPS機能搭載 ・容量拡張可 ・自動オン・オフ機能 ・IP65準拠の保護(防水、防塵、防油、防煙) ・X-Boostで消費電力2,000Wの製品にも対応 ・静音(600W以下で30dB) | ・アプリ対応 ・パススルー対応 ・UPS機能搭載 ・容量拡張可 ・静穏充電モード(45dB) ・UL標準, CEC, DOE, FCC, CA Prop 65認証 | ・LEDライト搭載 ・パススルー対応 ・容量拡張可 ・アプリ対応 ・UPS機能搭載 ・SurgePad™️で出力2,000W ・UL2743取得 |
BMS(バッテリーマネージメントシステム)とは?
過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのこと。
パススルー充電とは?
ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他の電化製品に給電できる機能のこと。
UPS(UninterruptiblePowerSupply)とは?
無停電装置。電気機器を予期せぬシャットダウンから防ぐことができ、機器の損傷やデータの消失といった事態を回避することを可能にする。(出典:https://powerbanks.work/about-ups/)
レーダーチャート
上記は、比較表を元にして作成した、
- Jackery ポータブル電源 1000New
- EcoFlow DELTA3
- BLUETTI AC180
- Anker Solix C1000
それぞれのレーダーチャートです。
※レーダーチャート、総合ランキングは、各項目の1位を4点、2位を3点、3位を2点、4位を1点として採点しています。
総合ランキング
1位:EcoFlow DELTA3(43点)
1位はEcoFlowのDELTA3!
充電時間が速く、たったの56分程度で充電が完了します。
出力ポート数も多く、同時に最大13個の機器に給電可能。
その他の項目も、だいたい平均的なので心配しなくて大丈夫ですね。
EcoFlow DELTA3は以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
2位:Jackeryポータブル電源1000New(41点)
2位はJackeryのポータブル電源1000New。
今回紹介した中で、1番小さくて軽いです。
充電時間は他と比べて少し長め(家庭用コンセントで約1.7時間)ですが、急速充電にすれば約1時間で充電できす。
出力ポート数も他と比べて少ないですが、同時にいくつもの機器に給電しないのであれば問題ありません。
その他の項目はだいたい平均的なので、特に心配する必要はないですね。
「小ささ」「軽さ」を重視する場合や、「一番有名なメーカーの商品がいい」という場合にオススメです。
Jackery ポータブル電源1000Newは以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
3位:BLUETTI AC180(39点)
3位はBLUETTIのAC180。
値段は他とたいして変わらないのに、容量が一番多く、定格出力に関しては、ずば抜けて高い1,800Wです!
定格出力が1,800Wあるということは、消費電力1,800Wまでの家電を動かせるということなので、他のポータブル電源よりも、稼働できる家電の範囲が広くなります。
本サイトでの点数的には3位なのですが(少しの差でも点数が変わるため)、実質的なコストパフォーマンスは一番高いポータブル電源です。
欠点としては、今回紹介した中で1番大きくて重いという点ですね。
容量と定格出力を重視する場合にオススメです。
BLUETTI AC180は以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
4位:Anker Solix C1000(38点)
4位はAnker のSolix C1000。
値段が1番高いですが、1番安いものと比べても200円しか差がありません。
バッテリー寿命も約3,000サイクルと1番低いのですが、他と同じリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているので、実際は他のポータブル電源とあまり変わりないはずです。(Jackeryポータブル電源1000Newはバッテリー寿命4,000サイクルで残70%と表記してあり、Anker Solix C1000は3,000サイクルで残80%と表記してある)
その他の項目に関しても、特別に他より劣っているというところはなく、平均的な数値となっています。
Anker Solix C1000は以下のリンクから公式サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
その他のサイトから購入する場合は、以下のボタンからどうぞ。
各項目の見方とランキング
比較表の項目ごとに、どの製品が優れているのかをランキングにしています。
各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。
価格
価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。
安さだけで選んでしまうと、購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになり兼ねません。
自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。
さらに、ここで紹介しているポータブル電源の各メーカーは、よくセールをやっているので、値段で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。
ここで紹介している値段より安く購入できる場合があります。
安さランキング
- 1位:EcoFlow DELTA3(公式サイト¥139,700)
- 2位:Jackery ポータブル電源1000New(公式サイト¥139,800)
- 2位:BLUETTI AC180(公式サイト¥139,800)
- 4位:Anker Solix C1000(公式サイト¥139,900)
容量
容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。
容量ランキング
- 1位:BLUETTI AC180(1,152Wh)
- 2位:Jackery ポータブル電源1000New(1,070Wh)
- 3位:Anker Solix C1000(1,056Wh)
- 4位:EcoFlow DELTA3(1,024Wh)
定格出力(W)
定格出力は、安定して出力できる電力のこと。
「どのくらいの消費電力の製品を使用できるか」という指標になります。
例えば、定格出力が100Wのポータブル電源なら、理論上、使用できる製品は消費電力が100Wまでとなります。
定格出力 ランキング
- 1位:BLUETTI AC180(1,800W)
- 2位:Jackery ポータブル電源1000New(1,500W)
- 2位:EcoFlow DELTA3(1,500W)
- 2位:Anker Solix C1000 (1,500W)
充電時間
充電時間は、短い方が早く充電できます。
このランキングでは、AC(家庭用コンセント)からの充電時間で順位付けしています。
充電時間ランキング
- 1位:EcoFlow DELTA3(ACコンセント:約56分)
- 2位:Anker Solix C1000(ACコンセント:約58分)
- 2位:BLUETTI AC180(ACコンセント:約1.3~1.8)
- 4位:Jackery ポータブル電源1000New(ACコンセント:約1.7時間)
出力ポート
出力ポートはたくさんあった方が、多くの機器を使用できます。
また、出力ポートの数だけでなく、種類の多いものを選ぶと色んな機器に対応できます。
この記事では、出力ポート数の多い順にランキングにしています。
出力ポートランキング
- 1位:EcoFlow DELTA3(計:13口)
- 2位:Anker Solix C1000(計:11口)
- 3位:BLUETTI AC180(計:10口)
- 4位:Jackery ポータブル電源1000New(計:7口)
AC出力周波数
日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになるので気をつけましょう。
面倒くさい人は 50/60Hzどちらにも対応しているポータブル電源を選ぶといいです。
今回紹介しているポータブル電源は、どれも50/60Hzどちらにも対応しているので、全て1位とします。
AC出力周波数 ランキング
- 1位:Jackery ポータブル電源1000New(50Hz/60Hz 切り替え可)
- 1位:EcoFlow DELTA3(50Hz/60Hz 切り替え可)
- 1位:BLUETTI AC180(50Hz/60Hz 切り替え可)
- 1位:Anker Solix C1000(50Hz/60Hz 切り替え可)
出力波形
多くの家電製品は純正弦波(=正弦波)を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
今回紹介しているポータブル電源の出力波形は、どれも純正弦波なので全て1位とします。
出力波形 ランキング
- 1位:Jackery ポータブル電源1000New(純正弦波)
- 1位:EcoFlow DELTA3(純正弦波)
- 1位:BLUETTI AC180(純正弦波)
- 1位:Anker Solix C1000(純正弦波)
バッテリー
今回紹介しているポータブル電源のバッテリーの種類は、どちらもリン酸鉄系です。
なので、ほとんど寿命に差はないと思いますが、この記事では公式サイトに表記してあるサイクル数の多い順にランキングにしました。
ただ、ネット上では「普通に使えば3,000サイクルも充放電する前に、他の部品が劣化して故障する」という意見が結構見られたので、今回の比較ではサイクル数を基準にするというより、「リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているので、どれも長持ちする」と捉えた方が良いでしょう。
※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。
バッテリー ランキング
- 1位:Jackery ポータブル電源1000New(リン酸鉄系:約4,000サイクル)
- 1位:EcoFlow DELTA3(リン酸鉄系:約4,000サイクル)
- 3位:BLUETTI AC180(リン酸鉄系:約3,500サイクル)
- 4位:Anker Solix C1000(リン酸鉄系:約3,000サイクル)
バッテリー制御
バッテリー制御(BMS:バッテリーマネージメントシステム)とは過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのことです。
最近はポータブル電源からの発火で火災になったという事例もみられているので、安全のためにもBMS機能が搭載されているポータブル電源を選びましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どれもBMSを搭載しています。
バッテリー制御ランキング
- 1位:Jackery ポータブル電源1000New(BMS搭載)
- 1位:EcoFlow DELTA3(BMS搭載)
- 1位:BLUETTI AC180(BMS搭載)
- 1位:Anker Solix C1000(BMS搭載)
重量
重量は軽い方が、持ち運びが楽です。
重量(軽さ)ランキング
- 1位:Jackery ポータブル電源1000New(約10.8kg)
- 2位:EcoFlow DELTA3(約12.5kg)
- 3位:Anker Solix C1000(約12.9kg)
- 4位:BLUETTI AC180(約16.4kg)
サイズ
サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。
この記事では、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。
サイズ ランキング
- 1位:Jackery ポータブル電源1000New(約18,092㎤)
- 2位:Anker Solix C1000(約20,580㎤)
- 3位:EcoFlow DELTA3(約22,606㎤)
- 4位:BLUETTI AC180(約26,622㎤)
動作温度
動作温度は、ポータブル電源を正常に稼働できる温度のことです。
なので、ポータブル電源を寒い環境下で使いたい場合は動作温度が低いほど良く、暑い環境下で使いたい場合は動作温度が高い方が良いです。
この記事では、動作温度の範囲が広い順にランキングにしています。
動作温度ランキング
- 1位:BLUETTI AC180(-20℃~40℃)
- 1位:Anker Solix C1000(-20℃~40℃)
- 3位:Jackery ポータブル電源1000New(-10℃~45℃)
- 3位:EcoFlow DELTA3(-10℃~45℃)
保証期間
保証期間は長い方が良いです。
ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。
多くのポータブル電源は、公式ストアから買うことで保証期間を長くできる傾向にあります。
保証期間 ランキング
- 1位:Jackery ポータブル電源1000New(5年:基本保証3年+製品登録で2年)
- 1位:EcoFlow DELTA3(5年)
- 1位:BLUETTI AC180(5年)
- 1位:Anker Solix C1000(5年:通常1年半、公式サイト会員は5年へ自動延長)