外で電気ケトルが使えれば、寒い冬でも外で温かいコーヒーやスープが飲めたり、インスタントラーメンだって食べられますよね。
だけど、電気ケトルを使うためには電源が必要。
そこで活躍するのが、ポータブル電源です。
ただ、ポータブル電源といっても高いものから安いものまであって、どれを選べば良いのかわからなくないですか?
そこでこの記事では、「ポータブル電源で電気ケトルを使用するには、どのくらいの性能があれば良いのか?」を解説し、「具体的に、どのポータブル電源が良いのか」を紹介しています。
電気ケトルを使用するのに1番オススメなポータブル電源

記事を最後まで読むのが面倒くさい人のために、電気ケトルを使用するのに1番オススメなポータブル電源を最初に紹介しておきます。
それは、EcoFlowのDELTA 3というポータブル電源!
理由は、電気ケトルを使用できるポータブル電源を比較した中で1番コスパが良かったからです。(詳しく知りたい場合はこの記事の最後の方で紹介しています。)
EcoFlow DELTA 3!は、以下のボタンから各サイトで購入することができます。(公式サイトがオススメ)

電気ケトルを使用するのに必要なポータブル電源のスペック
- 【定格出力】1,250W程度(使いたい電気ケトルの消費電力以上)
- 【容量】167Wh以上
- 【AC出力周波数】できれば50Hz/60Hz両方対応している
- 【出力波形】純正弦波
- 【出力ポート】AC出力がある(USBもあれば良い)
- 【動作温度】寒さに強い方が良い
定格出力
電気ケトルを使用するにあたって、まず最初に確認しなければならないのは定格出力です。
なぜなら、定格出力が電気ケトルの消費電力より低いと、電気ケトルを使用できないから。
逆に言えば、「定格出力が電気ケトルの消費電力よりも高いポータブル電源を選べばいい」というわけです。
では、電気ケトルの消費電力はどのくらいなのか?
製品によって差はありますが、だいたい800W~1,250W程度です。(※これより消費電力が大きいor小さいものもある)
なので、電気ケトルを使用するのに必要なポータブル電源の定格出力は、1,250W程度あれば十分と言えるでしょう。
容量
定格出力の次に大事なのは、容量です。
容量は、「電気ケトルをどのくらいの時間使用できるか」に関わります。
電気ケトルの使用時間は、電気ケトルの種類や、どのくらいお湯を沸かすかによって変わってきますが、この記事ではAmazonの電気ケトルランキングで今のところ1位となっているティファールの電気ケトル”パフォーマ(0.8L)”で考えていきます。

パフォーマ(0.8L)を満水にして沸騰させるには5分弱かかるそうです。(参考:Select+Shop AQUA)
そして、パフォーマ(0.8L)の消費電力は1,250W。
理論上、容量1,250Whのポータブル電源で消費電力1,250Wの製品を1時間使用することができるのですが、ポータブル電源の放電深度と変換効率をかけると、実際に使用できる時間は0.6~0.7時間程度といわれています。
なので、「容量(Wh)×0.6÷消費電力(W)=使用可能時間(時間)」という計算式で考えていきます。(参考:【容量別】ポータブル電源で家電はどのくらい使えるのか?」)
この公式に当てはめるとX×0.6÷1250=0.00833(約5分)となります。
これを解くとX=約167となります。
ということは、容量は167Wh程度あれば、電気ケトルで0.8Lのお湯を沸かせるということです。
ただ、容量167Wh程度のポータブル電源だと、定格出力は1,250Wもないというのが現状です。
逆に言うと定格出力が1,250Wを満たすポータブル電源はほぼどれも容量が167Wh以上あるので、電気ケトルを何回も使用できます。
なので、定格出力をちゃんと考えて選べば、容量はあまり気にせずにポータブル電源を選んでも問題ありません。
AC出力周波数

日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していないものもあります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
なので、使いたい電気ケトルは50Hz、60Hzどちらなのかを調べておきましょう。
調べるのが面倒くさい場合は、50Hz/60Hzどちらにも対応しているポータブル電源を選べばいいです。
出力波形
多くの家電製品は正弦波を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も正弦波(純正弦波)のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のポータブル電源を使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
出力ポート
一般的な電気ケトルはACコンセントに繋ぐプラグ(Aタイプ)がついているので、ポータブル電源もACの出力ポート(見た目が家庭用コンセントと同じ形状の出力ポート)がついているものを選びましょう。
ときどき、USBで給電するタイプの電気ケトルもあるので、その場合はUSBの出力ポートがあるものを選びましょう。
基本的に、どのポータブル電源もACの出力ポート、USBの出力ポートどちらもついていますが、一応確認しておいた方が良いです。
動作温度
ポータブル電源には動作温度というものがあります。
これは、ポータブル電源を使用できる温度のことです。
例えば、動作温度が「-20~40 °C」の場合、-20℃以下、40℃以上の環境ではポータブル電源が正常に動作しない可能性があります。
電気ケトルを使用するのは寒い時期でしょうから、寒さに強いポータブル電源を選んだ方がいいです。
ただ、気温が-20℃のときに外でポータブル電源を使うことは普通あんまりないでしょうから、「どのくらいの気温でポータブル電源を使うか」を考えて選びましょう。
電気ケトルを使用するのに必要なポータブル電源のスペック【まとめ】
- 【定格出力】1,250W程度(使いたい電気ケトルの消費電力以上)
- 【容量】167Wh以上
- 【AC出力周波数】できれば50Hz/60Hz両方対応している
- 【出力波形】純正弦波
- 【出力ポート】AC出力がある(USBもあれば良い)
- 【動作温度】寒さに強い方が良い
電気ケトルを使用するためには、まず定格出力が使いたい電気ケトルの消費電力より高いポータブル電源を選びましょう。
ここを間違うと、電気ケトルが使えないので、とても大事です。
(参考として、ティファールの電気ケトル”パフォーマ(0.8L)の消費電力は1,250Wです。)
その上で、容量は167Wh以上のものを選べば良いのですが、定格出力が電気ケトルの消費電力より高いポータブル電源は、ほぼ全て167Wh以上はあるので、容量はあんまり気にしなくて大丈夫です。(念のため、一応確認はして下さい。)
AC出力周波数は、使用する電気ポットの周波数と同じものを選べば良いですが、50Hz/60Hz両方対応しているものを選んだ方が尚良いです。
他の家電を使う時に、出力周波数を気にしなくて済みますからね。
出力ポートはAC出力があるものを選べば良いですが、ほぼ全てのポータブル電源はAC出力があるので大丈夫です。
動作温度は、寒さに強いものを選ぶと安心です。
電気ケトルが使用できるポータブル電源
上記の条件を満たしたポータブル電源で1番おすすめなのはEcoFlowのDELTA 3です。
理由は【2025年】定格出力1500Wのポータブル電源比較表。という記事で、定格出力が1,500Wのポータブル電源3つを比較した中で1番コスパが良かったからです。(定格出力1,250Wのポータブル電源はあまりないので、それ以上となると1,500W程度を選ぶと良い)
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