Jackeryの「2000New」「2000 Plus」「2000Pro」って、どれも容量2,000Wh台なので、どれを選べば良いのかわかりづらいですよね。
そこでこの記事では、Jackeryの容量2,000Wh台のポータブル電源「2000New」「2000 Plus」「2000Pro」の違いを比較表にまとめ、レーダーチャートやランキングにしていますので、参考にしてみてください。
Jackery「2000New」「2000Plus」「2000Pro」の比較表
名称 | Jackery ポータブル電源2000New | Jackery ポータブル電源2000Plus | Jackery ポータブル電源2000Pro |
画像 | ![]() | ![]() | ![]() |
価格 | ¥239,800 公式サイト↗ | ¥285,000 公式サイト↗ | ¥285,000 公式サイト↗ |
容量 | 2,042Wh | 2,042Wh | 2,160Wh |
定格出力 | 2,200W | 3,000W | 2,200W |
充電時間 | ACコンセント:約2時間 ACコンセント(緊急充電):約1.7時間 シガーソケット:約24時間 ソーラー400W:約6時間 | ACコンセント:約2時間 シガーソケット:約25時間 ソーラー200W:約14時間 | ACコンセント:約2時間 シガーソケット:約24時間 ソーラー200W:約15時間 |
出力ポート数 | ACコンセント×3 シガーソケット×1 USB-A×1 USB-C(30W)×1 USB-C(100W)×1 計:7ポート | ACコンセント最大20A×4 ACコンセント最大30A×1 シガーソケット×1 USB-A(QC)×2 USB-C×2 計:10ポート | ACコンセント×3 シガーソケット×1 USB-A(QC)×2 USB-C×2 計:8ポート |
バッテリー | 種類:リン酸鉄系 寿命:約4,000サイクル | 種類:リン酸鉄系 寿命:約4,000サイクル | 種類:三元系(NCM) 寿命:約1,000サイクル |
バッテリー制御 | BMS搭載 | BMS搭載 | BMS搭載 |
サイズ | 約33.5×26.4×29.2㎝ ≒25,824㎤ | 約47.3×35.9×37.3㎝ ≒63,338㎤ | 約38.4×26.9×30.75㎝ ≒31,763㎤ |
重量 | 約17.9kg | 約27.9kg | 約19.5kg |
AC出力周波数 | 50/60Hz | 50/60Hz | 50/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 |
動作温度 | -10~45℃ | -10~45℃ | -10~40℃ |
保証期間 | 5年 (3年+自動延長2年) | 5年 (3年+自動延長2年) | 5年(3年+ユーザー登録で2年) |
その他 | ・LEDライト搭載 ・パススルー充電対応 ・UPS搭載 ・アプリ対応 ・低自然放電技術 ・安全認証(UN38.3、UL、IEC60068-3-3) ・騒音値30㏈ | ・パススルー充電対応 ・EPS搭載 ・アプリ対応 ・低自然放電技術 ・容量拡張可 ・騒音値30㏈以下 ・安全認証(UN38.3) | ・LEDライト搭載 ・騒音値53dB以下 ・安全認証(UN38.3、QC3.0) |
BMS(バッテリーマネージメントシステム)とは?
過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのこと。
パススルー充電とは?
ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他の電化製品に給電できる機能のこと。
UPS(UninterruptiblePowerSupply)とは?
無停電装置。電気機器を予期せぬシャットダウンから防ぐことができ、機器の損傷やデータの消失といった事態を回避することを可能にする。(出典:https://powerbanks.work/about-ups/)
EPS(Emergency Power Supply)とは?
非常電源システム。停電した時に、30ミリ秒以下で電源をコンセントからポータブル電源に切り替えてくれる機能。
UPS、EPSの違い
UPSの方が切り替えが速い(EPSは30ミリ秒以内に切り替わり、UPSは5~10ミリ秒程度で切り替わる)。UPSは短期的な電力喪失に対処し、コンピューターシステムなどの機器を保護するのに適している。EPSは建物や施設の非常用電力供給を担当し、長期間のバックアップが必要な非常時に使用される。
レーダーチャート
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上記は、比較表を元にして作成した、
- Jackery ポータブル電源 2000New
- Jackery ポータブル電源 2000Plus
- Jackery ポータブル電源 2000Pro
それぞれのレーダーチャートです
※レーダーチャート、総合ランキングは、各項目の1位を3点、2位を2点、3位を1点として採点しています。
総合ランキング
1位:Jackery ポータブル電源2000New(35点)
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1位はJackery ポータブル電源2000New!
2000Newが他より優れている点は以下の通りです↓
- 1番新しい
- 1番安い(他より4万5千200円も安い)
- 1番小さくて1番軽い
他より劣っている点は以下の通り↓
- 容量が2000Proよりちょっとだけ少ない(118Wh差)
- 定格出力が2000Plusより800W低い
- 出力ポート数が2000Plusより3ポート少ない
容量は大した差ではないですが、定格出力は大きな差があります。
2000Plusは消費電力が3,000Wまでの家電を稼働できるのに対し、2000Newは2,200Wまでです。
とはいえ、定格出力が2,200WあればIH調理器以外はほぼ全ての家電を稼働させることができます。(詳しくは「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」を参考にしてみて下さい)
出力ポート数は少し少な目ですが、同時にコンセントを3つ以上使わないのであれば問題ありません。
USB-Aの出力も1つしかないのですが、USB-Aしか繋げない家電ってほとんどないですよね。
Jackery ポータブル電源2000Newは以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
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2位:Jackery ポータブル電源2000Plus(33点)
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2位はJackery ポータブル電源2000Plus。
2000Plusの魅力はなんといっても定格出力が高いところです。
3,000Wもあるので、IH調理器のような消費電力が凄く高い家電でも稼働させることができます。
出力ポートも10口あるので、同時にいくつもの家電に給電できる。
欠点は、大きくて重いところです。
2000Newの倍以上大きいし、10Kgも重い。
ただ、タイヤと取っ手があるので、転がして持ち運ぶことはできます。
値段が2000Newより4万5千200円も高いので、消費電力が凄く高い家電を使わないのであれば、個人的には2000Newの方をおすすめします。
自分が使いたい家電がどのくらいの消費電力なのかを知りたい場合は「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」を参考にしてみて下さい。
Jackery ポータブル電源2000Plusは以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
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3位:Jackery ポータブル電源2000Pro(30点)
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3位はJackery ポータブル電源2000Pro。
値段が高い割に、一番安い2000Newと比較して優れている項目は、
- USB-Aの出力ポートが1つ多い
- 容量が118Whだけ多い
くらいです。
4万5千200円の差でこのくらいの違いなら、間違いなく2000Newを選んだ方が良いです。
それでもJackery ポータブル電源2000Proを購入したい場合は以下のボタンから、各サイトで購入できます。
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各項目の見方
各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。
価格
価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。
安さだけで選んでしまうと、実際に購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになってしまう恐れがあります。
自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。
さらに、ここで紹介しているポータブル電源の各メーカーは、よくセールをやっているので、値段で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。
ここで紹介している値段より安く購入できる場合があります。
容量
容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。
定格出力(W)
定格出力は、安定して出力できる電力のこと。
「どのくらいの消費電力の家電を使用できるか」という指標になります。
例えば、定格出力が100Wのポータブル電源なら、理論上、使用できる家電は消費電力が100Wまでとなります。
なので、消費電力が1,200Wのドライヤーを使いたいのに、定格出力が100Wのポータブル電源を買ってもドライヤーを稼働させることはできません。
使いたい家電に見合った定格出力のポータブル電源を選びましょう。
充電時間
充電時間は、短い方が早く充電できます。
出力ポート
出力ポートはたくさんあった方が、同時に多くの家電を使用することができます。
また、出力ポートの数だけでなく、種類の多いものを選ぶと色んな機器に対応できます。
サイズ
サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。
この記事では、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。
重量
重量は軽い方が、持ち運びが楽です。
バッテリー
今回紹介しているポータブル電源のバッテリーの種類は、リン酸鉄系と三元系です。
一般的には、三元系よりリン酸鉄系の方が安全で寿命が長いと言われています。
(リン酸鉄系も三元系もメリット・デメリットがあります。詳しくは【ポータブル電源】容量1,000Wh前後のおすすめは?比較表とランキングでチェック!という記事で解説しています。)
※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。
バッテリー制御
バッテリー制御(BMS:バッテリーマネージメントシステム)とは過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのことです。
最近は「ポータブル電源からの発火で火災になった」という事例もみられているので、安全のためにもBMS機能が搭載されているポータブル電源を選びましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どれもBMSを搭載しています。
AC出力周波数
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日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになるので気をつけましょう。
面倒くさい人は 50/60Hzどちらにも対応しているものを選ぶといいです。
今回紹介したポータブル電源は全て、50Hz/60Hzどちらにも対応しています
出力波形
多くの家電製品は純正弦波(=正弦波)を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どれも純正弦波です。
動作温度
動作温度は、ポータブル電源を正常に稼働できる温度のことです。
なので、ポータブル電源を寒い環境下で使いたい場合は動作温度が低いほど良く、暑い環境下で使いたい場合は動作温度が高い方が良いです。
保証期間
保証期間は長い方が良いです。
ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。
多くのポータブル電源は、公式ストアから買うことで保証期間を長くできる傾向にあります。