容量3,600Whのポータブル電源を探しているあなた。
EcoFlowのDELTA ProとALLPOWERSのR4000で、どちらが良いのか迷っていませんか?
今のところ、容量3,600Whのポータブル電源を検索しても、この2つくらいしか出てきませんもんね。
ということで、この記事ではEcoFlowのDELTA ProとALLPOWERSのR4000を比較していきます。
DELTA ProとR4000の比較表
名称 | EcoFlow DELTA Pro | ALLPOWERS R4000 |
画像 | 公式サイト↗ | 公式サイト↗ |
価格 | ¥440,000 | ¥440,000 円 |
容量 | 3,600Wh | 3,600Wh |
定格出力 | 3,000W | 3,600W |
AC出力周波数 | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 |
出力ポート数 | ACコンセント20A:4口 ACコンセント30A:1口 DC5521:2口 アンダーソンコネクタ:1口 シガーソケット:1口 USB-A:2口 USB-A(QC):2口 USB-C:2口 計:15口 | ACコンセント:4口 シガーソケット(最大120W):1口 RV:1口 USB-A(QC3.0対応):4口 USB-C(PD100W対応):2口 計:12口 |
動作温度 | -10~45℃ | -20~45℃ |
サイズ | 約63.5×28.5×41.6㎝ ≒75,285㎤ | 54×49×30㎝ =79,380㎤ |
重量 | 約45㎏ | 約45㎏ |
バッテリー | 寿命:約3,500サイクル 種類:リン酸鉄系 | 寿命:約3,500サイクル 種類:リン酸鉄系 |
充電時間 | コンセント: 約3時間 シガーソケット12V10A: 約24時間※² ソーラーパネル400W: 約12~24時間 | コンセント: 約2時間※¹ シガーソケット12V10A:約24時間※¹ ソーラーパネル400W: 約7時間※¹ |
保証期間 | 最大5年(2年+保証登録で3年) | 5年 |
その他 | ・EPS機能搭載 ・BMS搭載 ・全国のEVステーションで高速充電が可能 ・キャスターと伸縮ハンドル付 ・アプリ対応 ・216,000Whまで拡張可能 ・静穏稼働 ・X-Boost™で最大3,750Wの家電を稼働可 ・防災製品等推奨品に認定 ・PSE、FCC等の安全認証 | ・UPS機能搭載 ・BMS搭載 ・キャスターと伸縮ハンドル付 ・アプリ対応 ・上に45㎏までの荷物を乗せれる ・パススルー充電可 ・CE/UL/PSE/UKCA/ROHS/UN38.3/MSDS/TELEC認証 |
※¹:ALLPOWERSに問い合わせたところ「”容量÷入力電力×0.8”の計算式で計算してください」とのことだったため、上記の計算式で計算した数値。
※²EcoFlowTechnologyJapanに問い合わせたところ「シガーソケットの充電時間はご案内できかねます」とのことだったため、「※¹」の計算式で計算した数値。
パススルー充電とは?
ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他の電化製品に給電できる機能のこと
BMS(バッテリーマネージメントシステム)とは?
過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのこと。
UPS(UninterruptiblePowerSupply)とは?
無停電装置。電気機器を予期せぬシャットダウンから防ぐことができ、機器の損傷やデータの消失といった事態を回避することを可能にする。(出典:https://powerbanks.work/about-ups/)
EPS(Emergency Power Supply)とは?
非常電源システム。停電した時に、30ミリ秒以下で電源をコンセントからポータブル電源に切り替えてくれる機能。
UPS、EPSの違い
簡単に言えば、UPSは短期的な電力喪失に対処し、コンピューターシステムなどの機器を保護するのに適している。EPSは建物や施設の非常用電力供給を担当し、長期間のバックアップが必要な非常時に使用される。
PD(パワーデリバリー) とは?
通常の充電器よりも早く、最大100Wまでの受給電が可能となる規格。
QC(クイックチャージ) とは?
スマホ・タブレットを高速で充電できる規格。例えばQC3.0だと、USB充電の約4倍も速くスマホをフル充電できる
「DELTA Pro」と「R4000」の違い
上記の表からわかるようにDELTA ProとR4000で違いのある項目は、定格出力、出力ポート数、動作温度、サイズ、充電時間の5つです。
さらに「その他」の項目も、両ポータブル電源を比較する上で大切ですので、以下で表にまとめています。
では、その違いを1つ1つ見ていきましょう。
定格出力
定格出力は、そのW(ワット)数によって使える家電が決まってくるので、けっこう重要なポイントです。(※使いたい家電の消費電力よりポータブル電源の定格出力が低いと、家電がちゃんと稼働しない。)
「DELTA Pro」「R4000」それぞれの定格出力は以下の通り。
DELTA Pro | 3,000W |
R4000 | 3,600W |
ということで、
- DELTA Proで使える家電は消費電力3,000Wまで
- R4000で使える家電は消費電力3,600Wまで
となります。
定格出力は高いに越したことはないので、R4000の方がおすすめではあります。
しかし、消費電力の大きいIH調理器でさえ、消費電力の目安は3,000W程度なので、一般的な家電を使うだけならDELTA Proでも困ることはありません。
ちなみにエアコンの消費電力の目安は45W~2000W、ドライヤーは600W~1200Wなので、DELTA Proでも、ほとんどの家電が使用できます。
出力ポート数
出力ポート数が多いと、いくつかの家電を同時に使用したり、充電できたりします。
「DELTA Pro」「R4000」それぞれの出力ポートは以下の通り。
DELTA Pro | ACコンセント20A:4口 ACコンセント30A:1口 DC5521:2口 アンダーソンコネクタ:1口 シガーソケット:1口 USB-A:2口 USB-A(QC):2口 USB-C:2口 計:15口 |
R4000 | ACコンセント:4口 シガーソケット(最大120W):1口 RV:1口 USB-A:2口 USB-A(QC):2口 USB-C(PD100W対応):2口 計:12口 |
出力ポート数も種類も多いので、DELTA Proの方が優れています。
「ポータブル電源で、どんな機器を稼働させたいか」によって、必要な出力ポートは限られてきます。
なので、ただ出力ポートの種類が多いという理由だけでポータブル電源を選ばない方が良いです。
普通の家電を使うだけなら、「ACコンセント」「USB-A」「USB-C」があれば特に問題はないので、「DELTA Pro」「R4000」どちらを選んでも大丈夫です。
強いて言えば、DELTA Proの方がACコンセントの数が1つ多いので、出力ポートでどちらか迷った場合はDELTA Proを選ぶと良いでしょう。
動作温度
動作温度とは、ポータブル電源を正常に作動できる気温のことです。
この動作温度より気温が低い、もしくは高い場合は、ポータブル電源がうまく稼働できない場合があります。
「DELTA Pro」「R4000」それぞれの動作温度は以下の通り。
DELTA Pro | -10~45℃ |
R4000 | -20~45℃ |
R4000の方が気温の低さに強いです。
気温が-10℃以下の時にアウトドアで活動をしないのであれば、どちらを選んでも大丈夫です。
サイズ
サイズは小さい方が持ち運びが楽ですし、場所もとりません。
「DELTA Pro」「R4000」それぞれのサイズは以下の通り。
DELTA Pro | 約63.5×28.5×41.6㎝ ≒75,285㎤ |
R4000 | 54×49×30㎝ =79,380㎤ |
DELTA Proの方が小さいですね。
ただ、重さはどちらも変わらないし、どちらもキャスターとハンドルが付いているので、持ち運び安さに大差はないです。
なので、持ち運びやすいかどうかよりも「場所をとりたくない」かどうかで判断しましょう。
もし、場所をとりたくないのであれば、DELTA Proの方がおすすめです。
充電時間
充電時間は短い方が、速く充電できます。
「DELTA Pro」「R4000」それぞれの充電時間は以下の通り。
DELTA Pro | コンセント: 約3時間 |
R4000 | コンセント: 約2時間 |
R4000の方が速く充電できますね。
R4000の充電時間は公式サイトでは公表しておらず、メーカーから指定された計算式で計算した数値です。
同じ計算式でDELTA Proの充電時間を計算すると、R4000と同じように約2時間となります。
なので、ここはあまり気にせず、他の要素を重視して選んだ方が良いでしょう。
その他
全国のEVステーションでの充電 | 拡張 | |
DELTA Pro | できる | 216,000Whまで可能 |
R4000 | できない | 不可能 |
「DELTA Pro」と「R4000」どちらを選べば良いのか
DELTA Proを選んだ方が良い場合
DELTA Proを選んだ方が良いのは
- 場所をとらないポータブル電源がいい
- 同時に色んな家電を稼働させたい
- 今後、容量を拡張するかもしれない
- 全国のEVステーションで充電できた方がいい
という場合です。
R4000を選んだ方が良い場合
R4000を選んだ方が良いのは
- 消費電力が3000W~3600Wの家電を使用したい
- -10~-20℃の環境で使用することがある
という場合です。
「DELTA Pro」と「R4000」を買う方法
DELTA Proを買う
DELTA Proは、以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめ)
R4000を買う
R4000は、以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめ)