予算4万円台でポータブル電源の購入を考えているあなた。
4万円台のポータブル電源といっても、メーカーや種類によって、性能も様々です。
だけどポータブル電源を1つ1つ調べるのは面倒くさいですよね。
そこでこの記事では、ポータブル電源選びで失敗しないよう、予算4万円台で買えるポータブル電源を有名メーカーの製品のみ選抜し1つの比較表にまとめました。
さらに、その比較表をもとにレーダーチャートやランキングも作成しているので、参考にしてみて下さい。
4万円台で買えるポータブル電源の比較表
名称 | Jackery ポータブル電源 400 | PowerArQ mini 2 | BLUETTI EB55 |
画像 | |||
価格 | ¥49,300 (公式サイト↗) | ¥44,000 (公式サイト↗) | ¥49,800 (公式サイト↗) |
容量 | 403Wh | 307Wh | 537Wh |
定格出力 | 200W | 300W | 700W |
充電時間 | ACコンセント:約7.5時間 シガーソケット:約10.5時間 ソーラー100W:約6時間 | ACアダプタ:約5時間 シガーソケット24V:約4.5時間 ソーラー60W:約4~5時間 | AC:約3.2時間 シガーソケット:約3-6時間 ソーラーBLUETTI PV200:約3.5時間 |
出力 ポート | AC×1 シガーソケット×1 USB-A×2 計:4口 | AC×2 シガーソケット×1 USB-A×2 USB-C×1 ワイヤレス×1 計:7口 | AC×4 シガーソケット×1 DC/5.5mm(5521)×2 USB-A×4 USB-C×1 ワイヤレス×1 合計:13口 |
AC出力 周波数 | 60Hz | 50Hz/60Hz | 50/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 |
バッテリー | 種類:三元系 寿命:約500サイクル | 種類:リン酸鉄系 寿命:約3,000サイクル | 種類:リン酸鉄系 寿命:約2,500サイクル |
重量 | 約4.1kg | 約4.7kg | 約7.5kg |
サイズ | 約23×15.32×16.73㎝ ≒5,895㎤ | 約25×17.5×17.7㎝ ≒7,744㎤ | 約27.8×20×19.8㎝ ≒11,009㎤ |
動作温度 | -10℃~40℃ | -10℃~45℃ | -20~40℃ |
保証期間 | 3年 (公式サイトからの購入2年+自動延長1年) | 3年(公式ストアからの購入) | 2年 |
その他 | ・防災製品等推奨品認証取得 ・PSE、UN38.3認証取得 ・BMS搭載 | ・PSE検査合格 ・LEDライト搭載 ・UL規格94V-0プラスチック素材(外からの熱に強い) ・BMS搭載 ・簡易LEDランタン、収納ポーチ付 | ・BMS搭載 ・パススルー充電対応 ・MPPTコントロール搭載 ・デュアル充電可能 |
BMS(バッテリーマネージメントシステム)とは?
過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのこと。
パススルー充電とは?
ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他の電化製品に給電できる機能のこと。
MPPTコントロールとは?
Maximum Power Point Control(最大出力点制御)のこと。ソーラーパネルなどの直流電力源の出力を最大化するための制御技術。
デュアル充電とは?
EB55に関してのデュアル充電とは、ACアダプター2台で同時に充電する高速充電のことです。
レーダーチャート
上記は、比較表を元にして作成した、
- Jackeryポータブル電源400
- PowerArQ mini 2
- BLUETTI EB55
それぞれのレーダーチャートです。
※レーダーチャート、、総合ランキングは、各項目の1位を3点、2位を2点、3位を1点として採点しています。
総合ランキング
1位:PowerArQ mini 2(28点)
1位はPowerArQ mini 2!
価格が1番安いのにスペックは平均的なので、安くても安心して使えるポータブル電源です。
公式ストアから購入すれば保証が3年ついていますし、今回紹介した中で唯一、日本企業の製品です。
LEDランタン、収納ポーチがついてくるというところも魅力的ですね。
ポータブル電源自体にLEDライトも搭載しています。
欠点としては、容量が他のポータブル電源と比べて少ないというところですね。
PowerArQ mini 2は以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
2位:BLUETTI EB55(27点)
2位はBLUETTI EB55。
1位とわずか1点差です。
価格は少し高めで、大きくて重いけど、容量が多く定格出力も高いので、消費電力の高い家電(消費電力700Wまで)も使え、より長く給電できます。
さらに、出力ポート数も多いので、同時にいくつかの家電を使用可能。
充電時間も速いです。
バッテリーも長持ちなので、普通に使えば10年くらいは使えます。
性能重視で選ぶなら、今回紹介した中で1番オススメのポータブル電源です。
時期によってはセールで安くなっているので公式サイトをチェックしてみましょう。
BLUETTI EB55は以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
3位:Jackeryポータブル電源400(22点)
3位はJackeryポータブル電源400。
性能は他のポータブル電源に劣りますが、小さくて軽いポータブル電源です。
Jackeryポータブル電源400は以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
各項目の見方とランキング
比較表の項目ごとに、どの製品が優れているのかをランキングにしています。
各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。
価格
価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。
安さだけで選んでしまうと、実際に購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになってしまう恐れがあります。
自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。
さらに、ここで紹介しているポータブル電源の各メーカーは、よくセールをやっているので、値段で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。
ここで紹介している値段より安く購入できる場合があります。
安さランキング
- 1位:PowerArQ mini 2(公式サイト¥44,000)
- 2位:Jackeryポータブル電源400(公式サイト¥49,300)
- 3位:BLUETTI EB55(公式サイト¥49,800)
容量
容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。
容量ランキング
- 1位:BLUETTI EB55(537Wh)
- 2位:Jackeryポータブル電源400(403Wh)
- 3位:PowerArQ mini 2(307Wh)
定格出力(W)
定格出力は、安定して出力できる電力のこと。
「どのくらいの消費電力の製品を使用できるか」という指標になります。
例えば、定格出力が100Wのポータブル電源なら、理論上、使用できる製品は消費電力が100Wまでとなります。
定格出力 ランキング
- 1位:BLUETTI EB55(700W)
- 2位:PowerArQ mini 2(300W)
- 3位:Jackeryポータブル電源400(200W)
充電時間
充電時間は、短い方が早く充電できます。
このランキングでは、AC(家庭用コンセント)からの充電時間で順位付けしています。
充電時間ランキング
- 1位:BLUETTI EB55(AC:約3.2時間)
- 2位:PowerArQ mini 2(AC:約5時間)
- 3位:Jackeryポータブル電源400(AC:約7.5時間)
出力ポート
出力ポートはたくさんあった方が、多くの機器を使用できます。
また、出力ポートの数だけでなく、種類の多いものを選ぶと色んな機器に対応できます。
この記事では、出力ポート数の多い順にランキングにしています。
出力ポートランキング
- 1位:BLUETTI EB55(計13口)
- 2位:PowerArQ mini 2(計7口)
- 3位:Jackeryポータブル電源400(計4口)
AC出力周波数
日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになるので気をつけましょう。
面倒くさい人は 50/60Hzどちらにも対応しているものを選ぶといいです。
AC出力周波数 ランキング
- 1位:PowerArQ mini 2(50Hz/60Hz 切り替え可)
- 1位:BLUETTI EB55(50Hz/60Hz 切り替え可)
- 3位:Jackeryポータブル電源400(60Hzのみ)
出力波形
多くの家電製品は純正弦波(=正弦波)を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
今回紹介しているポータブル電源の出力波形は、どれも純正弦波なので全て1位とします。
出力波形 ランキング
- 1位:Jackeryポータブル電源400(純正弦波)
- 1位:PowerArQ mini 2(純正弦波)
- 1位:BLUETTI EB55(純正弦波)
バッテリー
今回紹介しているポータブル電源のバッテリーの種類は、リン酸鉄系と三元系の2種類ですが、リン酸鉄系の方が安全で寿命も長いと言われています。
(リン酸鉄系も三元系もメリット・デメリットがあります。詳しくは【ポータブル電源】容量1,000Wh前後のおすすめは?比較表とランキングでチェック!という記事で解説しています。)
この記事ではサイクル数の多い順にランキングにしています。
※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。
バッテリー ランキング
- 1位:PowerArQ mini 2(リン酸鉄系:3,000サイクル)
- 2位:BLUETTI EB55(リン酸鉄系:2,500サイクル)
- 3位:Jackeryポータブル電源400(三元系:500サイクル)
重量
重量は軽い方が、持ち運びが楽です。
重量(軽さ)ランキング
- 1位:Jackeryポータブル電源400(約4.1kg)
- 2位:PowerArQ mini 2(約4.7kg)
- 3位:BLUETTI EB55(約7.5kg)
サイズ
サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。
この記事では、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。
サイズ ランキング
- 1位:Jackeryポータブル電源400(約5,895㎤)
- 2位:PowerArQ mini 2(約7,744㎤)
- 3位:BLUETTI EB55(約11,009㎤)
動作温度
動作温度は、ポータブル電源を正常に稼働できる温度のことです。
なので、ポータブル電源を寒い環境下で使いたい場合は動作温度が低いほど良く、暑い環境下で使いたい場合は動作温度が高い方が良いです。
この記事では、動作温度の範囲が広い順にランキングにしています。
動作温度ランキング
- 1位:BLUETTI EB55(-20℃~40℃)
- 2位:PowerArQ mini 2(-10℃~45℃)
- 3位:Jackeryポータブル電源400(-10℃~40℃)
保証期間
保証期間は長い方が良いです。
ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。
多くのポータブル電源は、公式ストアから買うことで保証期間を長くできる傾向にあります。
保証期間 ランキング
- 1位:Jackeryポータブル電源400(3年:公式サイトからの購入2年+自動延長1年)
- 1位:PowerArQ mini 2(3年:公式ストアからの購入)
- 3位:BLUETTI EB55(2年)