EcoFlowのポータブル電源、「RIVER3Plus」「RIVER3」「RIVER2」って容量が同じくらいなので、どれを買えば良いか迷いますよね。
そこでこの記事では、EcoFlowのポータブル電源、「RIVER3Plus」「RIVER3」「RIVER2」の違いを比較表にまとめ、レーダーチャートやランキングにしていますので、参考にしてみてください。
EcoFlow 「RIVER3Plus」「RIVER3」「RIVER2」の比較表
名称 | EcoFlow RIVER 3 Plus | EcoFlow RIVER 3 | EcoFlow RIVER 2 |
画像 | |||
価格 | ¥39,800 (公式サイト) | ¥30,900 (公式サイト) | ¥29,900 (公式サイト) |
容量 | 286Wh | 230Wh | 256Wh |
定格出力 | 600W | 300W | 300W |
充電時間 | ACコンセント:約1時間 シガーソケット:約3.3時間 ソーラーパネル220W:約1.5時間 ガソリン式発電機:約1時間 | ACコンセント:約1時間 シガーソケット:約2.8時間 ソーラーパネル110W(別売):約2.6時間 ガソリン式発電機:約1時間 | ACコンセント:約1時間 シガーソケット:約2.5時間 ソーラーパネル110W(別売):約3-6時間 USB-C:約5時間(type-Cコネクタとケーブルが必要) |
出力 ポート数 | AC×3 DC/シガーソケット×1 USB-A×2 USB-C×1 合計:7口 | AC×2 DC/シガーソケット×1 USB-A×2 USB-C×1 合計:6口 | AC×2 DC×1 USB-A×2 USB-C×1 合計:6口 |
AC出力周波数 | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz | 50/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 |
バッテリー | 種類:リン酸鉄リチウム 寿命:約3,000サイクル(残量80%以上) | 種類:リン酸鉄リチウム 寿命:約3,000サイクル(残量80%以上) | 種類:リン酸鉄リチウム 寿命:約3,000サイクル(残量80%以上) |
バッテリー制御 | BMS搭載 | BMS搭載 | BMS搭載 |
重量 | 約4.7kg | 約3.5kg | 約3.5kg |
サイズ | 約23.4×23.2×14.6㎝ ≒7,926㎤ | 約25.5×21.2×11.3㎝ ≒6,109㎤ | 約24.5×21.5×14.5㎝ ≒7,638㎤ |
動作温度 | -10℃~45℃ (最適動作温度20℃~30℃) | -10℃~45℃ (最適動作温度20℃~30℃) | -10 ℃~45 ℃ |
保証 | 5年間 | 2年間 | 5年間 |
その他 | ・送料無料(公式サイト) ・ライト搭載 ・X-Boostで出力900W ・容量拡張可 ・UPS機能搭載 ・アプリ操作可 ・30 dB以下の静音設計 ・GaNテクノロジー搭載で電化製品の稼働時間を2倍にできる ・IP54準拠の防塵、防水、耐火性 | ・送料無料(公式サイト) ・X-Boostで出力450W ・UPS機能搭載 ・アプリ操作可 ・30 dB以下の静音設計 ・小型電化製品の稼働時間を最大13時間延長 ・IP54準拠の防水性 ・UN38.3の落下試験に合格 | ・送料無料(公式サイト) ・EPS機能搭載 ・TÜV Rheinland安全認証取得 ・アプリ操作可 ・PSE・FCC・RoHS・TELEC認証取得 |
BMS(バッテリーマネージメントシステム)とは?
過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのこと。
EPS(Emergency Power Supply)とは?
非常電源システム。停電した時に、30ミリ秒以下で電源をコンセントからポータブル電源に切り替えてくれる機能。
UPS(UninterruptiblePowerSupply)とは?
無停電装置。電気機器を予期せぬシャットダウンから防ぐことができ、機器の損傷やデータの消失といった事態を回避することを可能にする。(出典:https://powerbanks.work/about-ups/)
UPS、EPSの違い
UPSの方が切り替えが速い(EPSは30ミリ秒以内に切り替わり、UPSは5~10ミリ秒程度で切り替わる)。UPSは短期的な電力喪失に対処し、コンピューターシステムなどの機器を保護するのに適している。EPSは建物や施設の非常用電力供給を担当し、長期間のバックアップが必要な非常時に使用される。
レーダーチャート
上記は、比較表を元にして作成した、
- EcoFlow RIVER3Plus
- EcoFlow RIVER3
- EcoFlow RIVER2
それぞれのレーダーチャートです。
※レーダーチャート、総合ランキングは、各項目の1位を3点、2位を2点、3位を1点として採点しています。
総合ランキング
1位:EcoFlow RIVER 2(35点)
1位は、RIVER 2という結果になりました!
容量、定格出力、出力ポート数でRIVER 3 Plusに劣りますが、価格、サイズ、重量でRIVER 3 Plusを上回っています。
その中でも、価格が1番安いというのが1番の魅力で、RIVER 3 Plusよりも約1万円も安いです。
「安さ」「小ささ」「軽さ」を重視する場合におすすめです。
EcoFlow RIVER 2は以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
2位:EcoFlow RIVER 3 Plus(33点)
2位はRIVER 3 Plus。
容量が1番多いので、使いたい家電を1番長く稼働させたり、たくさん充電したりできます。
定格出力も他の倍あるため、使える家電の種類も1番多いです。
さらにACの出力ポートが他より1つ多い。
点数ではRIVER 2より劣ってしまいましたが、実質1番パフォーマンスが高いポータブル電源といえます。
デメリットは他より大きくて重たいところ。
ただ、大きさも重さも少ししか変わらないので、個人的にはあまり気にならないです。
「値段は高くても、容量が多く定格出力が高いポータブル電源の方が良い」という場合にオススメです。
「どうしても値段が高すぎる」という方は、公式ページをチェックしてみましょう。セール時はRIVER2より安く買える可能性がありますよ。
EcoFlow RIVER3 Plusは以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
3位:EcoFlow RIVER 3(32点)
3位はRIVER 3。
容量が1番少ないですが、サイズは1番小さいです。
保証期間が2年というのはちょっと短いですね。
他の項目は、RIVER 2とほとんど変わりありませんが、RIVER 3の方が新しい分「その他」の部分でRIVER 2より優れているところがあります。
なので、その辺も良く見ておいた方が良いです。
EcoFlow RIVER3は以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
各項目の見方
比較表の項目ごとに、どの製品が優れているのかをランキングにしています。
各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。
価格
価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。
安さだけで選んでしまうと、実際に購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになってしまう恐れがあります。
自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。
さらに、ここで紹介しているポータブル電源の各メーカーは、よくセールをやっているので、値段で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。
ここで紹介している値段より安く購入できる場合があります。
容量
容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。
定格出力(W)
定格出力は、安定して出力できる電力のこと。
「どのくらいの消費電力の製品を使用できるか」という指標になります。
例えば、定格出力が100Wのポータブル電源なら、理論上、使用できる製品は消費電力が100Wまでとなります。
充電時間
充電時間は、短い方が早く充電できます。
出力ポート
出力ポートはたくさんあった方が、多くの機器を使用できます。
また、出力ポートの数だけでなく、種類の多いものを選ぶと色んな機器に対応できます。
AC出力周波数
日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになるので気をつけましょう。
面倒くさい人は 50/60Hzどちらにも対応しているものを選ぶといいです。
出力波形
多くの家電製品は純正弦波(=正弦波)を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
バッテリー
今回紹介しているポータブル電源のバッテリーの種類は、どれもリン酸鉄系です。
ちなみに、半固体リン酸鉄>リン酸鉄系>3元系の順に、安全で寿命が長いと言われています。
(リン酸鉄系も三元系もメリット・デメリットがあります。詳しくは【ポータブル電源】容量1,000Wh前後のおすすめは?比較表とランキングでチェック!という記事で解説しています。)
※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。
バッテリー制御
バッテリー制御(BMS:バッテリーマネージメントシステム)とは過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのことです。
最近はポータブル電源からの発火で火災になったという事例もみられているので、安全のためにもBMS機能が搭載されているポータブル電源を選びましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どれもBMSを搭載しています。
重量
重量は軽い方が、持ち運びが楽です。
サイズ
サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。
この記事では、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。
動作温度
動作温度は、ポータブル電源を正常に稼働できる温度のことです。
なので、ポータブル電源を寒い環境下で使いたい場合は動作温度が低いほど良く、暑い環境下で使いたい場合は動作温度が高い方が良いです。
保証期間
保証期間は長い方が良いです。
ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。
多くのポータブル電源は、公式ストアから買うことで保証期間を長くできる傾向にあります。