予算12万円台でポータブル電源の購入を考えているあなた。
12万円台のポータブル電源といっても、メーカーや種類によって、性能も様々です。
だけどポータブル電源を1つ1つ調べるのは面倒くさいですよね。
そこでこの記事では、ポータブル電源選びで失敗しないよう、予算12万円台で買えるポータブル電源を有名メーカーの製品のみ厳選し1つの比較表にまとめました。
さらに、その比較表をもとにレーダーチャートやランキングも作成しているので、参考にしてみて下さい。
12万円台で買えるポータブル電源の比較表
名称 | Enernova ETA Pro 20 | PECRON E1500LFP 23 |
画像 | 公式サイト↗ | 公式サイト↗ |
価格 | ¥120,800 2 | ¥128,900 1 |
容量 | 1,050Wh 1 | 1,536Wh 2 |
定格出力 | 1,200W 1 | 2,200W 2 |
充電時間 | ACコンセント:約1.5時間 シガーソケット :約12時間 ソーラー400W:約3時間 2 | ACコンセント:約1.8時間 シガーソケット :約1.8時間 ソーラー600W:約3.5~4時間 1 |
出力 ポート | ACコンセント×3 シガーソケット×1 USB-A×2 USB-A(QC)×1 USB-C×3 ワイヤレス×1 計:11口 1 | ACコンセント×3 DC5521×1 シガーソケット×1 XT60×1 USB-A×4 USB-C×2 ワイヤレス×1 計:13口 2 |
AC出力 周波数 | 50Hz/60Hz 2 | 50Hz/60Hz 2 |
出力波形 | 純正弦波 2 | 純正弦波 2 |
バッテリー | 種類:リン酸鉄系 寿命:約3,000サイクル 1 | 種類:リン酸鉄系 寿命:約3,500サイクル 2 |
バッテリー制御 | BMS搭載 2 | BMS搭載 2 |
重量 | 約16kg 2 | 約18kg 1 |
サイズ | 約36.6×23.5×26.6㎝ ≒22,878㎤ 1 | 約37.7×23.7×30.5㎝ ≒27,251㎤ 2 |
動作温度 | 0℃~45℃ 1 | -20℃~45℃ 2 |
保証期間 | 製品登録で5年 (通常2年) 2 | 会員登録で5年 (通常2年) 2 |
その他 | ・LEDライト搭載 ・EPS機能搭載 ・パススルー充電対応 ・公式サイトは送料無料 | ・UPS機能搭載 ・アプリ対応 ・MPPTコントロール ・パススルー充電対応 ・容量拡張可 ・公式サイトは送料無料 |
BMS(バッテリーマネージメントシステム)とは?
過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのこと。
パススルー充電とは?
ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他の電化製品に給電できる機能のこと。
MPPTコントロールとは?
Maximum Power Point Control(最大出力点制御)のこと。ソーラーパネルなどの直流電力源の出力を最大化するための制御技術。
UPS(UninterruptiblePowerSupply)とは?
無停電装置。電気機器を予期せぬシャットダウンから防ぐことができ、機器の損傷やデータの消失といった事態を回避することを可能にする。(出典:https://powerbanks.work/about-ups/)
EPS(Emergency Power Supply)とは?
非常電源システム。停電した時に、30ミリ秒以下で電源をコンセントからポータブル電源に切り替えてくれる機能。
UPS、EPSの違い
簡単に言えば、UPSは短期的な電力喪失に対処し、コンピューターシステムなどの機器を保護するのに適している。EPSは建物や施設の非常用電力供給を担当し、長期間のバックアップが必要な非常時に使用される。
レーダーチャート
上記は、比較表を元にして作成した、
- Enernova ETA Pro
- PECRON E1500LFP
それぞれのレーダーチャートです。
※レーダーチャート、総合ランキングは、各項目の1位を2点、2位を1点として採点しています。
総合ランキング
1位:PECRON E1500LFP(23点)
1位はPECRON のE1500LFP!
価格はETA Proより8,100円高いですが、容量が1,536Whもあり、定格出力も2,200Wあるので能力は段違いです。(使える家電の種類も多くなり、より長い時間給電できる)
ETA Proと比べると多少大きくて重たいですが、これだけ容量と定格出力に差があるなら、私だったらE1500LFPを選びますね。
PECRON E1500LFPは以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
2位:Enernova ETA Pro(20点)
2位はEnernovaのETA Proです。
E1500LFPより小さくて軽いし、充電時間が短かったり、価格も安いといったメリットもあるのですが、容量と定格出力がだいぶ劣っています。
ただ、セール中に買えば半額ほどで買えることもあるので、ぜひ公式サイトをチェックしてみましょう。
半額で買えるなら、ETA Proは凄く性能が良いですよ。
なぜなら、6万円台のポータブル電源って容量は500Wh程度で、定格出力も500W程度のものが一般的ですからね。
それと比べると能力は倍以上です。
Enernova ETA Proは以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
各項目の見方とランキング
比較表の項目ごとに、どの製品が優れているのかをランキングにしています。
各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。
価格
価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。
安さだけで選んでしまうと、実際に購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになってしまう恐れがあります。
自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。
さらに、ここで紹介しているポータブル電源の各メーカーは、よくセールをやっているので、値段で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。
ここで紹介している値段より安く購入できる場合があります。
安さランキング
- 1位:Enernova ETA Pro(公式サイト¥120,800)
- 2位:PECRON E1500LFP(公式サイト¥128,900)
容量
容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。
容量ランキング
- 1位:PECRON E1500LFP(1,536Wh)
- 2位:Enernova ETA Pro(1,050Wh)
定格出力(W)
定格出力は、安定して出力できる電力のこと。
「どのくらいの消費電力の製品を使用できるか」という指標になります。
例えば、定格出力が100Wのポータブル電源なら、理論上、使用できる製品は消費電力が100Wまでとなります。
定格出力 ランキング
- 1位:PECRON E1500LFP(2,200W)
- 2位:Enernova ETA Pro(1,200W)
充電時間
充電時間は、短い方が早く充電できます。
このランキングでは、AC(家庭用コンセント)からの充電時間で順位付けしています。
充電時間ランキング
- 1位:Enernova ETA Pro(ACコンセント:約1.5時間)
- 2位:PECRON E1500LFP(ACコンセント:約1.8時間)
出力ポート
出力ポートはたくさんあった方が、多くの機器を使用できます。
また、出力ポートの数だけでなく、種類の多いものを選ぶと色んな機器に対応できます。
この記事では、出力ポート数の多い順にランキングにしています。
出力ポートランキング
- 1位:PECRON E1500LFP(計13口)
- 2位:Enernova ETA Pro(計11口)
AC出力周波数
日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになるので気をつけましょう。
面倒くさい人は 50/60Hzどちらにも対応しているものを選ぶといいです。
AC出力周波数 ランキング
- 1位:Enernova ETA Pro(50Hz/60Hz 切り替え可)
- 1位:PECRON E1500LFP(50Hz/60Hz 切り替え可)
出力波形
多くの家電製品は純正弦波(=正弦波)を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
今回紹介しているポータブル電源の出力波形は、どれも純正弦波なので全て1位とします。
出力波形 ランキング
- 1位:Enernova ETA Pro(純正弦波)
- 1位:PECRON E1500LFP(純正弦波)
バッテリー
今回紹介しているポータブル電源のバッテリーの種類は、どちらもリン酸鉄系です。
なので、ほとんど寿命に差はないと思いますが、この記事では公式サイトに表記してあるサイクル数の多い順にランキングにしました。
ただ、ネット上では「普通に使えば3,000サイクルも充放電する前に、他の部品が劣化して故障する」という意見が結構見られたので、今回の比較ではサイクル数を基準にどちらかを選ばない方が良いでしょう。
※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。
バッテリー ランキング
- 1位:PECRON E1500LFP(リン酸鉄系:3,500サイクル)
- 2位:Enernova ETA Pro(リン酸鉄系:3,000サイクル)
バッテリー制御
バッテリー制御(BMS:バッテリーマネージメントシステム)とは過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのことです。
最近はポータブル電源からの発火で火災になったという事例もみられているので、安全のためにもBMS機能が搭載されているポータブル電源を選びましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どちらもBMSを搭載しています。
バッテリー制御ランキング
- 1位:Enernova ETA Pro(BMS搭載)
- 1位:PECRON E1500LFP(BMS搭載)
重量
重量は軽い方が、持ち運びが楽です。
重量(軽さ)ランキング
- 1位:Enernova ETA Pro(約16kg)
- 2位:PECRON E1500LFP(約18kg)
サイズ
サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。
この記事では、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。
サイズ ランキング
- 1位:Enernova ETA Pro(約22,878㎤)
- 2位:PECRON E1500LFP(約27,251㎤)
動作温度
動作温度は、ポータブル電源を正常に稼働できる温度のことです。
なので、ポータブル電源を寒い環境下で使いたい場合は動作温度が低いほど良く、暑い環境下で使いたい場合は動作温度が高い方が良いです。
この記事では、動作温度の範囲が広い順にランキングにしています。
動作温度ランキング
- 1位:PECRON E1500LFP(-20℃~45℃)
- 2位:Enernova ETA Pro(0℃~45℃)
保証期間
保証期間は長い方が良いです。
ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。
多くのポータブル電源は、公式ストアから買うことで保証期間を長くできる傾向にあります。
保証期間 ランキング
- 1位:Enernova ETA Pro(最大5年)
- 1位:PECRON E1500LFP(最大5年)