Dabbssonの「DBS2100Pro」「DBS2300Plus」って、両方とも容量が2,000Wh台なので、どちらを選べば良いのかわかりづらいですよね。
そこでこの記事では、Dabbssonの容量2,000Wh台のポータブル電源「DBS2100Pro」「DBS2300Plus」の違いを比較表にまとめ、レーダーチャートやランキングにしていますので、参考にしてみてください。
Dabbsson「DBS 2100Pro」「DBS 2300Plus」の比較表
名称 | Dabbsson DBS 2100Pro | Dabbsson DBS 2300Plus |
画像 | ![]() 公式サイト↗ | ![]() 公式サイト↗ |
価格 | ¥218,800 | ¥226,000 |
容量 | 2,150Wh | 2,330Wh |
定格出力 | 2,400W | 2,200W |
充電時間 | ACコンセント:約2時間 シガーソケット:約20~22時間 ソーラー210W:約11~13時間 | ACコンセント:約2時間 シガーソケット:約22~24時間 ソーラー210W:約11~13時間 |
出力ポート数 | ACコンセント×4 DC5521×2 シガーソケット×1 USB-A(12W)×1 USB-A(18W)×2 USB-C(30W)×1 USB-C(100W)×2 計:13ポート | ACコンセント×4 DC5521×2 シガーソケット×1 アンダーソン×1 USB-A(12W)×2 USB-A(18W)×1 USB-C(30W)×2 USB-C(100W)×1 計:14ポート |
バッテリー | 種類:半固体リン酸鉄リチウム 寿命:約4,000サイクル | 種類:半固体リン酸鉄リチウム 寿命:4,000サイクル |
バッテリー制御 | BMS搭載 | BMS搭載 |
サイズ | 約43.2×25.45×30.35㎝ ≒33,368㎤ | 約43.2×25.45×30.35㎝ ≒33,368㎤ |
重量 | 約24.5kg | 約26.2kg |
AC出力周波数 | 50/60Hz | 50/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 |
動作温度 | -10℃~45℃ | -10℃~45℃ |
保証期間 | 5年(公式サイト) | 5年(公式サイト) |
その他 | ・容量拡張可 ・アプリ対応 ・EPS機能搭載 ・運転音30dB ・キャンピングカー用TT-30出力ポート対応 ・安全認証(EMC ClassB,FCC/CE,釘刺し試験合格等) | ・容量拡張可 ・アプリ対応 ・EPS機能搭載 ・運転音40dB ・安全認証(釘刺し試験合格等) |
BMS(バッテリーマネージメントシステム)とは?
過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのこと。
EPS(Emergency Power Supply)とは?
非常電源システム。停電した時に、30ミリ秒以下で電源をコンセントからポータブル電源に切り替えてくれる機能。
レーダーチャート
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上記は、比較表を元にして作成した、
- Dabbsson DBS 2100Pro
- Dabbsson DBS 2300Plus
それぞれのレーダーチャートです
※レーダーチャート、総合ランキングは、各項目の1位を2点、2位を1点、として採点しています。
総合ランキング
1位:Dabbsson DBS 2100Pro(24点)
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1位はDabbsson DBS 2100Pro!
DBS 2100Proが2300Plusより優れている項目は以下の通り↓
- 価格が7,200円安い
- 定格出力が少しだけ高い(200W差)
- ちょっとだけ軽い(1.7Kg差)
比較した項目外(比較表の「その他」)では
- 運転音が10㏈だけ静か
- キャンピングカー用のTT-30出力ポートに対応している
DBS 2100Proが2300Plusより劣っている項目は以下の通り↓
- 容量がちょっとだけ少ない(180Wh差)
- 出力ポート数が1つだけ少ない
公式サイトが公表しているDBS 2100Proと2300Plusの違い↓
容量と出力の違いはあまり大きくありません。
Dabbsson公式サイトより
2100 Proは最大1200Wの太陽光パネル入力をサポートしていますが、2300 Plusは800Wの太陽光パネル入力をサポートしています。
また、2300 Plusのアプリにはタイムコントロール機能がありません。
2100 Proには30AのAC出力ポートがあり、アウトドアのキャンピングカーにも対応できます。
まとめると
DBS 2100Proは、キャンピングカーや、より高い出力のソーラーパネルにも対応していて、値段が2300Plusより7,200円安いポータブル電源ということです。
DBS 2100Proは以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
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2位:Dabbsson DBS 2300Plus(23点)
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2位はDBS 2300Plus。
2100Proとの差は、ほとんどないのですが、「キャンピングカーに対応していない」「ソーラーパネルからの入力は800Wまで」といった点で劣っています。
容量はちょっとだけ多いので、「キャンピングカーでは使わない」「800W以下のソーラーパネルしか持っていないし、購入するつもりもない」その上で、「値段は高くても、少しでも容量が多い方がいい」という場合は2300Plusを選ぶと良いでしょう。
DBS 2300Plusは以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
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各項目の見方
各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。
価格
価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。
安さだけで選んでしまうと、実際に購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになってしまう恐れがあります。
自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。
さらに、ここで紹介しているポータブル電源の各メーカーは、よくセールをやっているので、値段で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。
ここで紹介している値段より安く購入できる場合があります。
容量
容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。
定格出力(W)
定格出力は、安定して出力できる電力のこと。
「どのくらいの消費電力の製品を使用できるか」という指標になります。
例えば、定格出力が100Wのポータブル電源なら、理論上、使用できる製品は消費電力が100Wまでとなります。
なので、消費電力が1,200Wのドライヤーを使いたいのに、定格出力が100Wのポータブル電源を買ってもドライヤーを稼働させることはできません。
使いたい家電に見合った定格出力のポータブル電源を選びましょう。
充電時間
充電時間は、短い方が早く充電できます。
ソーラーパネルからの充電時間は天候によって異なるので、比較表に表示している時間はあくまでも目安だということをご承知下さい。
出力ポート
出力ポートはたくさんあった方が、多くの機器を使用できます。
また、出力ポートの数だけでなく、種類の多いものを選ぶと色んな機器に対応できます。
ACの出力ポートがあれば、だいたいの家電に給電できますが、一応、「自分が使いたい家電のプラグに合う出力ポートがあるかどうか」を確認しておきましょう。
サイズ
サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。
この記事では、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。
重量
重量は軽い方が、持ち運びが楽です。
バッテリー
今回紹介しているポータブル電源のバッテリーの種類は、どちらも半固体リン酸鉄リチウムです。
というよりDabbssonのポータブル電源は半固体リン酸鉄のバッテリーが売りです。
液体のバッテリーと違って、半固体なので、温度変化による影響を受けにくいです。
そのため、発火しにくく安全性の高いバッテリーといえます。
※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。
バッテリー制御
バッテリー制御(BMS:バッテリーマネージメントシステム)とは過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのことです。
最近はポータブル電源からの発火で火災になったという事例もみられているので、安全のためにもBMS機能が搭載されているポータブル電源を選びましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どちらもBMSを搭載しています。
AC出力周波数
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日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになるので気をつけましょう。
面倒くさい人は 50/60Hzどちらにも対応しているものを選ぶといいです。
今回紹介したポータブル電源は両方とも、50Hzと60Hzのどちらにも対応しています
出力波形
多くの家電製品は純正弦波(=正弦波)を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どちらも純正弦波なので大丈夫です。
動作温度
動作温度は、ポータブル電源を正常に稼働できる温度のことです。
なので、ポータブル電源を寒い環境下で使いたい場合は動作温度が低いほど良く、暑い環境下で使いたい場合は動作温度が高い方が良いです。
保証期間
保証期間は長い方が良いです。
ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。
多くのポータブル電源は、公式ストアから買うことで保証期間を長くできる傾向にあります。