アウトドアでホットプレートが使えれば、火起こしをしなくていいし、片付けも楽。
それに、温度を調節できるから料理も失敗しにくいし、火災の心配だって減りますよね。
そんなホットプレートですが、電源がないとアウトドアでは使用できません。
そこで活躍するのがポータブル電源です。
ただ、どんなポータブル電源でもホットプレートを稼働させられるわけではありません。
ポータブル電源選びを間違えると、「せっかく買ったのにホットプレートが使えなかった」といったことになってしまいます。
そこでこの記事では、ホットプレートを使うために必要なポータブル電源のスペックを解説し、さらに、いくつかのポータブル電源を比較した中で「ホットプレートを使うのに1番おすすめなポータブル電源」はどれなのかを紹介します。
ホットプレートを使用するのにオススメなポータブル電源
いきなりですが、記事を最後まで読むのが面倒くさい方のために、「ホットプレートを使用するならこれが1番おすすめ」というポータブル電源を先に紹介しておきます。
まずホットプレートを30分使う程度なら、EcoFlowの「DELTA2」!
理由は、ホットプレートを30分使用するのに必要なポータブル電源のスペックを満たしており、さらに同等の容量のポータブル電源5つを比較した中で、1番コスパが良かったからです。
なぜ1番コスパが良かったのかは、【ポータブル電源】定格出力1500W前後のオススメは?比較表とランキングでチェック。という記事で解説しています。
EcoFlowの「DELTA2」は、以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめ)
次にホットプレートを1時間程度使うならEnernovaの「ETA Ultra」!
理由は、ホットプレートを1時間使用するのに必要なポータブル電源のスペックを満たしており、さらに同等の容量のポータブル電源5つを比較した中で、1番コスパが良かったからです。
なぜ1番コスパが良かったのかは、【ポータブル電源】容量2000Wh/定格出力2000W前後のオススメは?比較表とランキングでチェック。という記事で解説しています。
Enernovaの「ETA Ultra」は、以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめ)
ホットプレートを使用するのに必要なポータブル電源のスペック
- 【定格出力】1,300W前後(ホットプレートの消費電力以上のものを選ぶ)
- 【容量】30分:約1,083Wh以上、1時間:2,167Wh以上
- 【AC出力周波数】50Hz/60Hz
- 【出力波形】純正弦波
- 【出力ポート】AC出力ポートがある
- 【動作温度】どのくらいの気温で使うかで決める
ポータブル電源でホットプレートを使用するには上記のようなスペックがあると良いです。
それでは、なぜ上記のようなスペックが必要なのかを解説していきます。
定格出力
ホットプレートを使用するにあたって、まず最初に確認しなければならないのは定格出力です。
なぜなら、定格出力がホットプレートの消費電力より低いと、ホットプレートを使用できないから。
逆に言えば、「定格出力がホットプレートの消費電力よりも高いポータブル電源を選べばいい」というわけです。
では、ホットプレートの消費電力はどのくらいなのか?
製品によって差はありますが、だいたい1,300W前後のものが多いです。
なので、ホットプレートを使用するのに必要なポータブル電源の定格出力は、1,300W程度あれば良いでしょう。
※ホットプレートは温度調節が可能なので、稼働させる温度によって消費電力も変わってきますが、この記事では1,300Wの消費電力で使用するという前提で話を進めていきます。
容量
定格出力の次に大事なのは、容量です。
容量は、「ホットプレートをどのくらいの時間使用できるか」に関わります。
例えば容量が100Whのポータブル電源だと、理論上、消費電力100Wの家電を1時間使用できます。
ただ、放電深度と変換効率をかけると、実際に使用できる時間は0.6~0.7時間程度といわれています。
この記事では放電深度と変換効率を低く見積もって「容量(Wh) = 使用時間(h) × 消費電力(W) ÷ 0.6」という計算式で計算しました。
↓の表は、上記の計算式に当てはめた「ホットプレートの使用時間と必要なポータブル電源の容量」です。(※10分は約0.17時間として計算しています。)
ホットプレートの使用時間 | 10分 | 30分 | 1時間 |
ポータブル電源の容量 | 約368Wh | 約1,083Wh | 約2,167Wh |
ホットプレートを10分使うだけなら容量は368Whでいけますが、容量368Wh程度のポータブル電源は定格出力が1,300Wもないのが現状です。
逆に定格出力が1,500W程度のポータブル電源を買えば、ほとんどのメーカーで容量は1,000Whを超えているので、まずは定格出力からポータブル電源を選ぶと良いです。
AC出力周波数
日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していないものもあります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
なので、使いたいホットプレートは50Hz、60Hzどちらなのかを調べておきましょう。
調べるのが面倒くさい場合は、50Hz/60Hzどちらにも対応しているポータブル電源を選べばいいです。
どちらにも対応していれば、他の家電を使うときもAC出力周波数を気にしなくて済みます。
出力波形
多くの家電製品は正弦波を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も正弦波(純正弦波)のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のポータブル電源を使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
出力ポート
一般的なホットプレートはACコンセントに繋ぐAタイプというプラグがついているので、ポータブル電源もACの出力ポート(見た目が家庭用コンセントと同じ形状の出力ポート)がついているものを選びましょう。
基本的に、どのポータブル電源もACの出力ポートはついていますが、一応確認しておいた方が良いです。
動作温度
ポータブル電源には動作温度というものがあります。
これは、ポータブル電源を使用できる温度のことです。
例えば、動作温度が「-20~40 °C」の場合、-20℃以下、40℃以上の環境ではポータブル電源が正常に動作しない可能性があります。
ただ、気温が-20℃のときに外でポータブル電源を使うことは普通あんまりないでしょうから、「どのくらいの気温でポータブル電源を使うか」を考えて選びましょう。
ホットプレートが使用できるポータブル電源
ホットプレートが使用できるポータブル電源の中で、本サイトが1番おすすめできるはEcoFlowの「DELTA2」で、以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめ)
理由は、ホットプレートが使えるポータブル電源を比較したなかで、最もコスパが良いからです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
ただ、これはホットプレートを30分使用するという前提でオススメなポータブル電源です。
もし1時間程度使用するという前提であれば、EnernovaのETA Ultraというポータブル電源がおすすめです。
理由は、容量が2,160Whあるので1,300Wのホットプレートを1時間弱使用できて、同等の容量のポータブル電源を比較した中で1番コスパが良かったからです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。