定格出力1,500W台のポータブル電源を購入しようと思っているあなた。
1,500Wあったら、ドライヤーも使えるし、電気毛布や扇風機も余裕で使えますね。
だけど、定格出力が1,500W台のポータブル電源といっても、いろんなメーカーのものがあって、どれを選べば良いのかわかりづらいと思います。
そこでこの記事では、定格出力が1,500Wのポータブル電源を比較表にまとめ、さらにレーダーチャートやランキングも作成しているので、参考にしてみて下さい。
比較表
| コスパ | 2位(34点) | 1位(36点) | 3位(32点) |
| 名称 | Jackery 1000New | EcoFlow DELTA3 | Anker 757PortablePowerStation |
| 画像 | ![]() 公式サイト↗ | ![]() 公式サイト↗ | ![]() 公式サイトへ↗ |
| 価格 | ¥139,800 | ¥139,700 | ¥169,900 |
| 定格出力 | 1,500W | 1,500W | 1,500W |
| 容量 | 1,070Wh | 1,024Wh | 1,229Wh |
| 充電時間 | ACコンセント(緊急充電モード):約1時間 ACコンセント:約1時間42分 シガーソケット:約12時間 ソーラー400W:約3時間 | ACコンセント:約56分 シガーソケット96W:約10~13時間 ソーラー500W:約2時間 | ACコンセント:約1時間30分 シガーソケット(120W):約13時間48分 ソーラー(300W):約4時間30分 |
| 出力ポート数 | ACコンセント×3 シガーソケット×1 USB-A(18W)×1 USB-C(30W)×1 USB-C(100W)×1 計:7ポート | ACコンセント×6 DC5521(38W)×2 シガーソケット(126W)×1 USB-A(18W)×2 USB-C(100W)×2 計:13ポート | コンセント×6 シガーソケット(120W)×1 USB-A(12W)×4 USB-C(100W)×1 USB-C(60W)×1 計:13ポート |
| バッテリー | 種類:リン酸鉄系 寿命:約4,000サイクル | 種類:リン酸鉄系 約4,000サイクル | 寿命:約3,000サイクル 種類:リン酸鉄リチウム |
| バッテリー制御 | BMS搭載 | BMS搭載 | BMS搭載 |
| サイズ | 約32.7×22.4×24.7㎝ ≒18,092㎤ | 約39.8×20×28.4㎝ ≒22,606㎤ | 約46.3×28.8×23.7㎝ =31,603㎤ |
| 重量 | 約10.8kg | 約12.5kg | 約19.1kg |
| ソーラー入力 | 最大400W | 最大500W | 最大600W |
| AC出力周波数 | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz |
| 出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 |
| 動作温度 | -10℃~45℃ | -10℃~45℃ | -20℃~40℃ |
| 保証期間 | 5年 (3年+自動延長2年 ※公式サイト) | 5年+30日間の交換保証付き (公式サイト※日本国内のみ) | 最大5年 (1年半+自動延長3年半 ※公式サイト) |
| その他 | ・送料無料(公式サイト) ・LEDライト搭載 ・パススルー充電対応 ・UPS機能搭載 ・アプリ対応 ・バッテリー節約モード ・PC(ポリカーボネート樹脂)とABS(エービーエスアロイ)防火材料を使用 ・UL認定レベルの耐火性 ・IEC 9レベルの耐衝撃性 ・安全認証(PSEマーク、UN38.3、一般社団法人防災安全協会の定める防災製品等推奨品) ・低自然放電技術ソリューション ・騒音値30dB以下 | ・送料無料(公式サイト) ・パススルー充電対応 ・UPS搭載 ・アプリ対応 ・IP65準拠(防水・防塵・防油・防煙) ・騒音30dB(出力600W未満) ・容量拡張可(最大5,000Wh) ・X-Boostで出力最大2,000W | ・送料無料(公式サイト) ・パススルー充電可 ・UPS搭載 ・アプリ対応 ・LEDライト搭載 ・UN38.3などの安全認証取得 |
パススルー充電とは
ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他の電化製品に給電できる機能のこと。
UPS(UninterruptiblePowerSupply)とは?
無停電装置。電気機器を予期せぬシャットダウンから防ぐことができ、機器の損傷やデータの消失といった事態を回避することを可能にする。UPS(無停電電源装置)の切り替え時間は、通常0~12ミリ秒の間。
レーダーチャート



- Jackery 1000New
- EcoFlow DELTA3
- Anker 757PortablePowerStation
それぞれのレーダーチャートです。
※ランキング、レーダーチャートは、各項目の1位を3点、2位を2点、3位を1点として採点しています。
ランキング
※総合ランキング、レーダーチャートは、各項目の1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として採点しています。
1位:EcoFlow DELTA3(36点)

1位は、EcoFlowのDELTA 3!
コスパ最強です!
- 1番安い
- 充電時間が1番速い
- 出力ポート数が1番多い
- 容量がやや少なめ
とはいえ、1,024Whあり、2位のJackery 1000New(1,070Wh)より46Wh少ない程度です。
EcoFlow DELTA 3!は、以下のボタンから各サイトで購入することができます。(公式サイトがオススメ)

ちなみにEcoFlowには定格出力が1,500Wのポータブル電源が他にもあるので、それとも比較したい場合は【徹底比較】EcoFlow(エコフロー)「DELTA 3 1500」「DELTA3Plus」「DELTA3」「DELTA2」という記事をどうぞ。
2位:Jackery 1000New(34点)

2位はJackeryの1000New!
- 1番小さい
- 1番軽い
- 安い
- 出力ポート数が少ない
- ソーラー入力が低い(=ソーラーパネルからの充電が遅くなる)
Jackery 1000Newは、以下のボタンから各サイトで購入することができます。(公式サイトがオススメ)

3位:Anker 757 PortablePowerStation(32点)

3位はAnkerの757 PortablePowerStation。
- 容量が1番多い(より多く給電できる)
- 出力ポート数が1番多い
- ソーラー入力が1番高い(ソーラーパネルからの充電が速い※¹)
※¹ソーラーパネルがら600W入力した場合。詳しくは下記「各項目の見方(ソーラー入力)」を参照。
- 価格が1番高い
- 充電時間が1番遅い
- 1番大きい
- 1番重たい
Anker 757 PortablePowerStationは、以下のボタンから各サイトで購入することができます。(公式サイトがオススメ)

各項目の見方
ここでは、各項目の見方を簡単に解説しています。
各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。
価格
価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。
安さだけで選んでしまうと、実際に購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになってしまう恐れがあります。
自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。
さらに、ここで紹介しているポータブル電源の各メーカーは、よくセールをやっているので、値段で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。
ここで紹介している値段より安く購入できる場合があります。
定格出力
定格出力は、安定して出力できる電力のこと。
「どのくらいの消費電力の製品を使用できるか」という指標になります。
例えば、
定格出力が100Wのポータブル電源なら、使用できる製品は消費電力が100Wまでとなります。
※使いたい製品の消費電力が知りたい方は【家電別】オススメなポータブル電源の容量・定格出力早見表が参考になると思います。
容量
容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。
充電時間
充電時間は、短い方がポータブル電源を速く充電できます。
この記事では、ACコンセントでの充電時間をランキングにしています。
出力ポート
出力ポートはたくさんあった方が、多くの機器を使用できます。
また、出力ポートの数だけでなく、種類の多いものを選ぶと色んな機器に対応できます。
バッテリー
今回紹介しているポータブル電源のバッテリーの種類は、どれもリン酸鉄系です。
ポータブル電源のバッテリーの種類はリン酸鉄系と三元系が多いのですが、リン酸鉄系の方が安全で寿命も長いと言われています。
(リン酸鉄系も三元系もメリット・デメリットがあります。)
この記事ではサイクル数の多い順にランキングにしています。
※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。
バッテリー制御
バッテリー制御(BMS:バッテリーマネージメントシステム)とは過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのことです。
最近はポータブル電源からの発火で火災になったという事例もみられているので、安全のためにもBMS機能が搭載されているポータブル電源を選びましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どれもBMSを搭載しています。
サイズ
サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。
このサイトでは、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。
重量
重量は軽い方が、持ち運びが楽です。
ソーラー入力
ソーラー入力はワット数が高いほど、ソーラーパネルからより多く電力を給電することができす。
要は、より速くポータブル電源を充電することができるということです。
ただ、それだけの出力があるソーラーパネルがないと意味がないので、自分が持っているソーラーパネルや、これから購入を検討しているソーラーパネルの出力がどれくらいかを確認しておくことが大事です。
AC出力周波数

日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになる可能性もあるので気をつけましょう。
面倒くさい人は 50/60Hzどちらも対応しているものを選ぶといいです。
出力波形
多くの家電は正弦波を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波(正弦波)のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
今回紹介しているポータブル電源は、どれも純正弦波なので、ここは気にしなくても大丈夫です。
動作温度
動作温度は、ポータブル電源を正常に稼働できる温度のことです。
なので、ポータブル電源を寒い環境下で使いたい場合は動作温度が低いほど良く、暑い環境下で使いたい場合は動作温度が高い方が良いです。
保証期間
定格出力1,500W前後のポータブル電源は10万円を超えるものがほとんどなので、保証期間は長い方が良いです。
ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。
ほとんどのメーカーで、公式サイトから買った方が保証期間を長くできる傾向にあります。

























