定格出力1,500W前後のポータブル電源を購入しようと思っているあなた。
1,500Wあったら、ドライヤーも使えるし、電気毛布や扇風機も余裕で使えますよね。
しかし、定格出力が1,500W前後のポータブル電源といっても、いろんなメーカーのものがあって、どれを選べばいいのかわかりづらいと思います。
そこでこの記事では、有名メーカーのポータブル電源を比較表にまとめ、さらにレーダーチャートやランキングも作成しているので、参考にしてみて下さい。
定格出力1500W前後のポータブル電源【比較表】
名称 | EcoFlow DELTA 2 | PowerArQ S10 Pro | VTOMAN JUMP1500X | ALLPOWERS S1500 | Anker 757PortablePowerStation |
画像 | 公式サイトへ↗ | 公式サイトへ↗ | 公式サイトへ↗ | 公式サイトへ↗ | 公式サイトへ↗ |
価格 | ¥143,000 | ¥143,000 | ¥154,000 | ¥129,999 | ¥169,900 |
定格出力 | 1,500W | 1,600W | 1,500W | 1,500W | 1,500W |
容量 | 1,024Wh | 1,024Wh | 828Wh | 1,092Wh | 1,229Wh |
出力ポート数 | コンセント:6口 DC5521:2口 シガーソケット:1口 USB-A:2口 USB-A急速充電:2口 USB-C:2口 計:15口 | コンセント:4口 シガーソケット:1口 USB-A(QC):2口 USB-C:2口 ワイヤレス:1口 計:10口 | コンセント:6口 DC:2口 シガーソケット:1口 USB-A:3口 USB-A(QC):1口 USB-C:2口 計:15口 | コンセント:4口 DC5521:2口 シガーソケット:1口 USB-A出力:3口 USB-C:1口 計:11口 | コンセント:6口 シガーソケット:1口 USB-A:4口 USB-C(100W):1口 USB-C(60W):1口 計:13口 |
サイズ | 約40×21.1x 28.1㎝ =2,3716.4㎤ | 約34.5×23.6×23.2㎝ =1,8889.44㎤ | 約36×27×28㎝ =2,7216㎤ | 約32×22×19㎝ =1,3376㎤ | 約46.3×28.8×23.7㎝ =3,1602.528㎤ |
重量 | 約12kg | 約12.5Kg | 約14kg | 約10kg | 約19.1kg |
バッテリー | 寿命:約3,000サイクル 種類:リン酸鉄リチウム | 寿命:約2,000サイクル 種類:リン酸鉄リチウム | 寿命:約3,100サイクル 種類:リン酸鉄リチウム | 寿命:約2,000サイクル 種類:三元系リチウム | 寿命:約3,000サイクル 種類:リン酸鉄リチウム |
充電時間 | コンセント:約80分 シガーソケット(96W):約11時間 ソーラーパネル(400W):約3-6時間 | コンセント:約90分 シガーソケット(24V):約5-6時間 ソーラー(150W):約6-7時間 | コンセント:約6-7時間 シガーソケット(12V/24V):5-6 時間 ソーラー:不明 ソーラー(300W):約3-4時間 | コンセント:約3-4時間 1シガーソケット(12/24V):約3-5時間 | コンセント:約90分 シガーソケット(120W):約13.8時間 ソーラー(300W):約4.5時間 |
AC出力周波数 | 50/60Hz | 50/60Hz | 60Hz | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 |
保証期間 | 5年 | 最大5年 | 2年 (メール購読者限定) | 最大5年 | 最大5年 |
その他 | ・パススルー対応 ・EPS(非常用電源)機能 ・同メーカーのソーラーパネルあり | ・EPS(非常用電源)機能 ・BMS搭載 ・LEDライト搭載 ・同メーカーのソーラーパネルあり | ・ジャンプスターター機能搭載 ・LifeBMS™搭載 ・同メーカーのソーラーパネルあり | ・パススルー対応 ・LEDライト搭載 ・BMS搭載 ・PSEなどの安全認証取得 ・同メーカーのソーラーパネルあり | ・パススルー充電可 ・BMS搭載 ・無停電電源装置 (UPS) 機能搭載 ・LEDライト搭載 ・UN38.3などの安全認証取得 ・同メーカーのソーラーパネルあり |
※パススルー充電:ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他の電化製品に給電できる機能のこと
※BMS:バッテリーマネージメントシステム(過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのこと)。
※ジャンプスターター:車のバッテリーと接続してエンジンをかけることができる。
定格出力1500W前後のポータブル電源【レーダーチャート】
比較表のランキングを元に、
- EcoFlow DELTA 2
- PowerArQ S10Pro
- VTOMAN JUMP1500X
- ALLPOWERS S1500
- Anker 757PortablePowerStation
それぞれをレーダーチャートにしました。
定格出力1500W前後のポータブル電源【総合ランキング】
※総合ランキング、レーダーチャートは、各項目の1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として採点しています。
1位:EcoFlow DELTA 2(47点)
総合1位は、EcoFlowのDELTA 2!
全ての項目で3位以上を獲得し、総合2位のポータブル電源と5点も差をつけています。
定格出力1,500W前後のポータブル電源を買うなら、DELTA 2で間違いないでしょう。
価格が2番目に安いのに性能も良く、保証が最初から5年もついています。
もし、それでも価格でためらってしまう場合は、公式サイトをチェックしてみましょう。
よくセールをしているので、安くなっている時がありますよ。
↓のボタンから好きなショップで購入できます。(公式サイトからの購入がオススメ)
2位:ALLPOWERS S1500(42点)
総合2位は、ALLPOWERSのS1500!
バッテリー寿命が約2,000サイクルなのがちょっと気になりますが、価格が圧倒的に安いんですよね。
今回紹介した中で、1番小さくて軽いというのも魅力的。
色んな部屋に持って行ったり、キャンプなどの屋外で使用するときに「軽い」というのはけっこう重要です。
3位:PowerArQ S10 Pro(40点)
総合3位はPowerArQのS10 Pro。
出力ポート数が1番少ないですが、コンセントが4つもあってUSB-AもCもあるので特に問題はないでしょう。
4位:Anker 757 Portable Power Station(37点)
総合4位はAnkerの757 Portable Power Station。
値段が高く、大きくて重たいのですが、容量は1,229Whもあるので、容量を重視する場合はおすすめです。
公式サイトでAnker 757 Portable Power Stationを見る5位:VTOMAN JUMP1500X(29点)
総合5位はVTOMANのJUMP1500Xでした。
容量が少ないのと、充電時間が長い、あとは保証期間が短いのはちょっと痛いですね。
あと、AC出力周波数が60Hzオンリーなので、東日本の人は使う家電によって不具合が生じる可能性もあります。(最近の家電は50/60Hzどちらにも対応しているものがほとんどなので、そこまで気にしなくてもよいと思いますが。)
他の機能は全く問題ないですし、むしろバッテリー寿命は1番長く、出力ポート数も1番多いです。
それに、ジャンプスターター機能が搭載されているというのは強い。
車のバッテリーが上がったときに、JUMP1500Xがあればエンジンをかけることができますからね。
各項目の見方と項目ごとのランキング
比較表の項目ごとに、どの製品が優れているのかをランキングにしています。
各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。
価格
価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。
安さだけで選んでしまうと、実際に購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになってしまう恐れがあります。
自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。
さらに、ここで紹介しているポータブル電源の各メーカーは、よくセールをやっているので、値段で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。
ここで紹介している値段より安く購入できる場合があります。
価格(安さ)ランキング
- 1位:ALLPOWERS S1500(公式サイト¥129,999)
- 2位:EcoFlow DELTA 2(公式サイト¥143,000)
- 2位:PowerArQ S10 Pro(公式サイト¥143,000)
- 4位:VTOMAN JUMP1500X(公式サイト¥154,000)
- 5位:Anker 757 Portable Power Station(公式サイト¥169,900)
定格出力(W)
定格出力は、安定して出力できる電力のこと。
「どのくらいの消費電力の製品を使用できるか」という指標になります。
例えば、
定格出力が100wのポータブル電源なら、使用できる製品は消費電力が100wまでとなります。
※使いたい製品の消費電力が知りたい方は【家電別】オススメなポータブル電源の容量・定格出力早見表が参考になると思います。
定格出力 ランキング
- 1位:PowerArQ S10 Pro(1,600W)
- 2位:EcoFlow DELTA 2(1,500W)
- 2位:VTOMAN JUMP1500X(1,500W)
- 2位:ALLPOWERS S1500(1,500W)
- 2位:Anker 757 PortablePowerStation(1,500W)
容量
容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。
容量ランキング
- 1位:Anker 757 PortablePowerStation(1,229Wh)
- 2位:ALLPOWERS S1500(1,092Wh)
- 3位:EcoFlow DELTA 2(1,024Wh)
- 3位:PowerArQ S10 Pro(1,024Wh)
- 5位:VTOMAN JUMP1500X(828 Wh)
出力ポート
出力ポートはたくさんあった方が、多くの機器を使用できます。
また、出力ポートの数だけでなく、種類の多いものを選ぶと色んな機器に対応できます。
出力ポートランキング
- 1位:EcoFlow DELTA 2(数:15、種類:6)
- 1位:VTOMAN JUMP1500X(数:15、種類:6)
- 3位:Anker 757 Portable Power Station(数:13、種類:5)
- 4位:ALLPOWERS S1500(数:11、種類:5)
- 5位:PowerArQ S10 Pro(数:10、種類:5)
サイズ
サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。
このサイトでは、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。
サイズ ランキング
- 1位:ALLPOWERS S1500(1,3376㎤)
- 2位:PowerArQ S10 Pro(1,8889.44㎤)
- 3位:EcoFlow DELTA 2(2,3716.4㎤)
- 4位:VTOMAN JUMP1500X(2,7216㎤)
- 5位:Anker 757 Portable Power Station(31602.528㎤)
重量
重量は軽い方が、持ち運びが楽です。
重量(軽さ)ランキング
- 1位:ALLPOWERS S1500(約10Kg)
- 2位:EcoFlow DELTA 2(約12kg)
- 3位:PowerArQ S10 Pro(約12.5㎏)
- 4位:VTOMAN JUMP1500X(約14㎏)
- 5位:Anker 757 Portable Power Station(約19.1㎏)
バッテリー
今回紹介しているポータブル電源のバッテリーの種類は、リン酸鉄系と三元系の2種類ですが、リン酸鉄系の方が安全で寿命も長いと言われています。
(リン酸鉄系も三元系もメリット・デメリットがあります。詳しくは【ポータブル電源】容量1,000Wh前後のおすすめは?比較表とランキングでチェック!という記事で解説しています。)
※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。
バッテリー ランキング
- 1位:VTOMAN JUMP1500X(約3,100サイクル、リン酸鉄リチウム)
- 2位:EcoFlow DELTA 2(約3,000サイクル、リン酸鉄リチウム)
- 2位:Anker 757 Portable Power Station(約3,000サイクル、リン酸鉄リチウム)
- 4位:PowerArQ S10 Pro(約2,000サイクル、リン酸鉄リチウム)
- 5位:ALLPOWERS S1500(約2,000サイクル、三元系リチウム)
充電時間
充電時間は、短い方がポータブル電源を速く充電できます。
この記事では、ACコンセントでの充電時間をランキングにしています。
充電時間ランキング
- 1位:EcoFlow DELTA 2(約80分)
- 2位:PowerArQ S10 Pro(約90分)
- 2位:Anker 757 Portable Power Station(約90分)
- 4位:ALLPOWERS S1500(約3-4時間)
- 5位:VTOMAN JUMP1500X(約6-7時間)
AC出力周波数
日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになる可能性もあるので気をつけましょう。
面倒くさい人は 50/60Hzどちらも対応しているものを選ぶといいです。
AC出力周波数 ランキング
- 1位:EcoFlow DELTA 2(50/60Hz)
- 1位:PowerArQ S10 Pro(50/60Hz)
- 1位:ALLPOWERS S1500(50/60Hz)
- 1位:Anker 757 Portable Power Station(50/60Hz)
- 5位:VTOMAN JUMP1500X(60Hz)
出力波形
多くの家電は正弦波を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波(正弦波)のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
今回紹介しているポータブル電源は、どれも純正弦波なので、ここは気にしなくても大丈夫です。
出力波形 ランキング
- 1位:EcoFlow DELTA 2(純正弦波)
- 1位:PowerArQ S10 Pro(純正弦波)
- 1位:VTOMAN JUMP1500X(純正弦波)
- 1位:ALLPOWERS S1500(純正弦波)
- 1位:Anker 757 Portable Power Station(純正弦波)
保証期間
定格出力1,500W前後のポータブル電源は10万円を超えるものがほとんどなので、保証期間は長い方が良いです。
ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。
ほとんどのメーカーで、公式サイトから買った方が保証期間を長くできる傾向にあります。
保証期間 ランキング
- 1位:EcoFlow DELTA 2(5年)
- 2位:PowerArQ S10 Pro(最大5年)
- 2位:ALLPOWERS S1500(最大5年)
- 2位:Anker 757 Portable Power Station(最大5年)
- 5位:VTOMAN JUMP1500X(メール購読者限定で2年)