「ポータブル電源で電子レンジを使いたい。」と考えているあなた。
ポータブル電源といっても色んなものがあり、全てのポータブル電源で電子レンジが使えるわけではありません。
だけど、「せっかくポータブル電源を買ったのに、電子レンジが使えない!」といった失敗は避けたいですよね。
そこでこの記事では、「電子レンジを使うには、どのくらいのポータブル電源を選べばよいのか?」を解説し、電子レンジに最適のポータブル電源を紹介していきます。
電子レンジを使用するのに1番オススメなポータブル電源
いきなりですが、記事を最後まで読むのが面倒くさい方のために、「電子レンジを使用するならこれが1番おすすめ」というポータブル電源を先に紹介しておきます。
それは、EcoFlowの「DELTA2」!
理由は、これから解説する「電子レンジを使用するのに必要なポータブル電源のスペック」を満たしており、さらに同等の容量のポータブル電源5つを比較した中で、1番コスパが良かったからです。
なぜ1番コスパが良かったのかは、「【ポータブル電源】定格出力1500W前後のオススメは?比較表とランキングでチェック。」という記事で解説しています。
EcoFlowの「DELTA2」は、以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめ)
電子レンジを使用するのに必要なポータブル電源のスペック
- 【定格出力】1,500W程度(使用する消費電力の倍以上が必要)
- 【容量】1,020Wh程度(600Wの電子レンジが合計30分くらい使える)
- 【AC出力周波数】50Hz/60Hzどちらにも対応している
- 【出力波形】純正弦波
- 【出力ポート】AC出力ポートがある
- 【動作温度】どのくらいの気温で使うかで決める
ポータブル電源で電子レンジを使用するには上記のようなスペックがあると良いです。
それでは、なぜ上記のようなスペックが必要なのかを解説していきます。
定格出力
電子レンジを使用するにあたって、まず最初に確認しなければならないのは定格出力です。
なぜなら、定格出力が電子レンジの消費電力より低いと、電子レンジを稼働させることができないからです。
ただ、ここで注意が必要なのは、電子レンジの場合、表示されている消費電力より約2倍の消費電力がかかるということです!(参考: ポータブル電源まるわかりガイドby電池屋)
なので、「ポータブル電源の定格出力は、電子レンジの消費電力の約2倍のものを選ばないといけない」というわけです。
では、電子レンジの消費電力はどのくらいなのか?
製品によって差はありますが、だいたい200W(解凍)~1300W程度です。
ちなみに、冷凍食品や飲み物を温める程度なら600Wあれば可能なので、その程度であれば、ポータブル電源の定格出力は最低でも1,200Whあれば大丈夫です。
ただ、「消費電力が600Wの2倍以上かかるかもしれない」という不安もあるでしょうから、余裕を持って定格出力は1,500W程度のポータブル電源を選ぶと良いでしょう。
容量
容量の多さで、「電子レンジを使用できる時間」が決まります。
電子レンジの使用時間の目安は以下の通り。
コーヒー(150ml) | 600Wで約1分~1分30秒 |
冷凍ごはん(150g) | 600Wで約2~3分 |
弁当 | 600Wで約1分30秒~2分 |
冷凍中華まん1個(80g) | 300Wスチームで約3分20秒~4分 |
冷凍カレー(300g) | 600Wで約6~8分 |
厚切り肉の解凍(300g) | 150Wで約7~10分 |
普通に使うだけなら、長くても10分程度ですね。
なので、この記事では電子レンジを10分使用するのに必要なポータブル電源の容量を計算していきます。
計算方法は「容量(Wh) = 使用時間(h) × 消費電力(W) ÷ 0.6」(参考:【容量別】ポータブル電源で家電はどのくらい使えるのか?)
※10分は約0.17時間として計算します。
※消費電力は表示されているものの2倍程度必要なので、2倍で計算します。(参考: ポータブル電源まるわかりガイドby電池屋)
消費電力200Wで10分使用する場合:0.17×400÷0.6=約113なので、容量は113Wh必要。
消費電力600Wで10分使用する場合:0.17×1200÷0.6=340なので、容量は340Wh必要。
消費電力1,200Wで10分使用する場合:0.17×2400÷0.6=680なので、容量は680Wh必要。
まとめると以下の表の通り。
10分使う | 20分使う | 30分使う | |
200Wで使う | 113Wh必要 | 226Wh必要 | 339Wh必要 |
600Wで使う | 340Wh必要 | 680Wh必要 | 1,020Wh必要 |
1200Wで使う | 680Wh必要 | 1,360Wh必要 | 2,040Wh必要 |
先に説明した通り、だいたいのものは600Wで温められるので、10分くらいしか使わないという場合は、容量は340Whあれば大丈夫でしょう。
ただ、何回も使う場合は、合計で何分使うかによって上の表のように必要な容量も変わってきます。
余裕を持って使う場合は、1,020Wh程度くらいあるといいですね。
容量に余裕があれば、スマホを充電したりなど、他のことにも使えますからね。
AC出力周波数
日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していないものもあります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
なので、使いたい電子レンジは50Hz、60Hzどちらなのかを調べておきましょう。
調べるのが面倒くさい場合は、50Hz/60Hzどちらにも対応しているポータブル電源を選べばいいです。
どちらにも対応していれば、他の家電を使うときもAC出力周波数を気にしなくて済みます。
出力波形
多くの家電製品は正弦波を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も正弦波(純正弦波)のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のポータブル電源を使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
出力ポート
一般的な電子レンジはACコンセントに繋ぐAタイプというプラグがついているので、ポータブル電源もACの出力ポート(見た目が家庭用コンセントと同じ形状の出力ポート)がついているものを選びましょう。
基本的に、どのポータブル電源もACの出力ポートはついていますが、一応確認しておいた方が良いです。
動作温度
ポータブル電源には動作温度というものがあります。
これは、ポータブル電源を使用できる温度のことです。
例えば、動作温度が「-20~40 °C」の場合、-20℃以下、40℃以上の環境ではポータブル電源が正常に動作しない可能性があります。
ただ、気温が-20℃のときに外でポータブル電源を使うことは普通あんまりないでしょうから、「どのくらいの気温でポータブル電源を使うか」を考えて選びましょう。
電子レンジが使用できるポータブル電源
電子レンジが使用できるポータブル電源の中で、本サイトが1番おすすめできるはEcoFlowの「DELTA2」です。
理由は、電子レンジが使えるポータブル電源を比較したなかで、最もコスパが良かったからです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。