予算14万円台でポータブル電源の購入を考えているあなた。
14万円台のポータブル電源といっても、メーカーや種類によって、性能も様々です。
だけどポータブル電源を1つ1つ調べるのは面倒くさいですよね。
そこでこの記事では、ポータブル電源選びで失敗しないよう、予算14万円台で買えるポータブル電源を有名メーカーの製品のみ厳選し1つの比較表にまとめました。
さらに、その比較表をもとにレーダーチャートやランキングも作成しているので、参考にしてみて下さい。
14万円台で買えるポータブル電源の比較表
名称 | PowerArQ S10 Pro | EcoFlow DELTA 3 Plus | EcoFlow DELTA 2 | ALLPOWERS R1500 |
画像 | 公式サイト↗ | 公式サイト↗ | 公式サイト↗ | 公式サイト↗ |
価格 | ¥143,000 | ¥149,600 | ¥143,000 | ¥149,800 |
容量 | 1,024Wh | 1,024Wh | 1,024Wh | 1,152Wh |
定格出力 | 1,600W | 1,500W | 1,500W | 1,800W |
充電時間 | コンセント(AC):1.5時間 シガーソケット24V:約5~6時間 ソーラー150W:約6~7時間 | コンセント(AC):約56分 ソーラー500W:約2時間 | コンセント(AC):約1時間20分 シガーソケット96W:約11時間 ソーラーパネル400W:約3~6時間 | コンセント(AC):約1時間 シガーソケット120W:約11時間 ソーラーパネル650W:約2~6時間 |
出力 ポート | AC×4 シガーソケット×1 USB-A×2 USB-C×2 ワイヤレス×1 計:10口 | AC×6 シガーソケット×1 DC×2 USB-A×2 USB-C×2 計:13口 | コンセント(AC)×6 DC5521×2 シガーソケット×1 USB-A×2 USB-A急速充電×2 USB-C×2 計:15口 | コンセント(AC)×4 シガーソケット×1 USB-A×2 USB-C×2 ワイヤレス×2 計:11口 |
AC出力 周波数 | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz | 50/60Hz | 50/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 |
バッテリー | 種類:リン酸鉄系 寿命:約4,000サイクル | 種類:リン酸鉄系 寿命:約4,000サイクル | 種類:リン酸鉄系 寿命:約3,000サイクル | 種類:リン酸鉄系 寿命:約3,500サイクル |
バッテリー制御 | BMS搭載 | BMS搭載 | BMS搭載 | BMS搭載 |
重量 | 約12.5Kg | 約12.5kg | 約12kg | 約16.7Kg |
サイズ | 約34.5×23.6×23.2㎝ ≒18,889㎤ | 約39.8×20×28.4㎝ ≒22,606㎤ | 約40×21.1x 28.1㎝ ≒23,716㎤ | 約41.3×31.2×26.5㎝ ≒34,147㎤ |
動作温度 | –10℃~45℃ | –10℃~45℃ | –10℃~45℃ | –10℃~40℃ |
保証期間 | 5年 (通常3年+製品登録で2年) | 5年 | 5年 | 5年 |
その他 | ・LEDライト搭載 ・EPS機能搭載 ・パススルー対応 ・自動電源ON/OFF切り替え可 | ・UPS機能搭載 ・バッテリー拡張可 ・アプリ対応 ・静音(600W以下は30dB) ・IP65準拠(防水・防塵・防油・防煙) | ・パススルー対応 ・EPS機能搭載 ・バッテリー拡張可 ・アプリ対応 ・X-Boostで最大出力1,900W | ・パススルー対応 ・UPS機能搭載 ・容量拡張可 ・アプリ対応 ・PSE等認証 |
BMS(バッテリーマネージメントシステム)とは?
過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのこと。
EPS(Emergency Power Supply)とは?
非常電源システム。停電した時に、30ミリ秒以下で電源をコンセントからポータブル電源に切り替えてくれる機能。
UPS(UninterruptiblePowerSupply)とは?
無停電装置。電気機器を予期せぬシャットダウンから防ぐことができ、機器の損傷やデータの消失といった事態を回避することを可能にする。(出典:https://powerbanks.work/about-ups/)
UPS、EPSの違い
簡単に言えば、UPSは短期的な電力喪失に対処し、コンピューターシステムなどの機器を保護するのに適している。EPSは建物や施設の非常用電力供給を担当し、長期間のバックアップが必要な非常時に使用される。
パススルー充電とは?
ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他の電化製品に給電できる機能のこと。
レーダーチャート
上記は、比較表を元にして作成した、
- PowerArQ S10 Pro
- EcoFlow DELTA 3 Plus
- EcoFlow DELTA 2
- ALLPOWERS R1500
それぞれのレーダーチャートです。
※レーダーチャート、総合ランキングは、各項目の1位を4点、2位を3点、3位を2点、4位を1点として採点しています。
総合ランキング
1位:EcoFlow DELTA 3 Plus(44点)
1位はEcoFlowのDELTA 3 Plus!
定格出力が少し低めですが、他は特に欠点のない全体的に優れたポータブル電源です。
その中でも充電時間が1番速く、たったの56分で充電が完了します。
EcoFlow DELTA 3 Plusは以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
2位:PowerArQ S10 Pro(43点)
2位はPowerArQのS10 Pro。
値段が1番安く、デザインがおしゃれな点がおすすめポイントです。
充電時間は今回紹介した中では遅めですが、家庭用のコンセントから、たったの1.5時間で充電が完了します。
出力ポートも少な目ですが、ACコンセントが4つあり、USB-A、USB-C、さらにはワイヤレス充電も可能です。
サイズも1番小さいので収納しやすく、持ち運びにも良いですね。
PowerArQ S10 Proは以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
同点2位:EcoFlow DELTA 2(43点)
同点で2位はEcoFlowのDELTA 2。
同じEcoFlowのDELTA 3 Plusより少し値段が安いのですが、ほとんどの項目はDELTA 3 Plusとあまり変わりありません。
むしろ出力ポートにおいてはDELTA 3 Plusよりも多いです。
しかも、重さは今回紹介したポータブル電源の中で1番軽い約12Kg。
充電時間は少し遅いですが、家庭用コンセントで約1時間20分で満充電となります。
バッテリー寿命も1番少ないですが、リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているし、3,000サイクルあれば十分です。
EcoFlow DELTA 2は以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
4位:ALLPOWERS R1500(35点)
4位はALLPOWERSのR1500。
値段が1番高く、総合点も4位となってしまいましたが、容量が1番多く、定格出力も1番高いので、たくさん給電できるし、消費電力の高い家電も動かすことができます。
なので、個人的には1番オススメです。
ただ、今回紹介した中で、1番重たくて大きいという点だけは頭に入れておいた方がいいです。
その他の項目は、特に気になるような欠点は見つかりませんでした。
公式サイトや各通販サイトを見て、セール中だったら間違いなく買いですね。
ALLPOWERS R1500は以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
各項目の見方とランキング
比較表の項目ごとに、どの製品が優れているのかをランキングにしています。
各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。
価格
価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。
安さだけで選んでしまうと、実際に購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになってしまう恐れがあります。
自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。
さらに、ここで紹介しているポータブル電源の各メーカーは、よくセールをやっているので、値段で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。
ここで紹介している値段より安く購入できる場合があります。
安さランキング
- 1位:PowerArQ S10 Pro(公式サイト¥143,000)
- 1位:EcoFlow DELTA 2(公式サイト¥143,000)
- 3位:EcoFlow DELTA 3 Plus(公式サイト¥149,600)
- 4位:ALLPOWERS R1500(公式サイト¥149,800)
容量
容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。
容量ランキング
- 1位:ALLPOWERS R1500(1,152Wh)
- 2位:PowerArQ S10 Pro(1,024Wh)
- 2位:EcoFlow DELTA 3 Plus(1,024Wh)
- 2位:EcoFlow DELTA 2(1,024Wh)
定格出力(W)
定格出力は、安定して出力できる電力のこと。
「どのくらいの消費電力の製品を使用できるか」という指標になります。
例えば、定格出力が100Wのポータブル電源なら、理論上、使用できる製品は消費電力が100Wまでとなります。
定格出力 ランキング
- 1位:ALLPOWERS R1500(1,800W)
- 2位:PowerArQ S10 Pro(1,600W)
- 3位:EcoFlow DELTA 3 Plus(1,500W)
- 3位:EcoFlow DELTA 2(1,500W)
充電時間
充電時間は、短い方が早く充電できます。
このランキングでは、AC(家庭用コンセント)からの充電時間で順位付けしています。
充電時間ランキング
- 1位:EcoFlow DELTA 3 Plus(ACコンセント:約56分)
- 2位:ALLPOWERS R1500(ACコンセント:約1時間)
- 3位:EcoFlow DELTA 2(ACコンセント:約1時間20分)
- 4位:PowerArQ S10 Pro(ACコンセント:1.5時間)
出力ポート
出力ポートはたくさんあった方が、多くの機器を使用できます。
また、出力ポートの数だけでなく、種類の多いものを選ぶと色んな機器に対応できます。
この記事では、出力ポート数の多い順にランキングにしています。
出力ポートランキング
- 1位:EcoFlow DELTA 2(計:15口)
- 2位:EcoFlow DELTA 3 Plus(計:13口)
- 3位:ALLPOWERS R1500(計:11口)
- 4位:PowerArQ S10 Pro(計:10口)
AC出力周波数
日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになるので気をつけましょう。
面倒くさい人は 50/60Hzどちらにも対応しているものを選ぶといいです。
今回紹介しているポータブル電源は、どれも50/60Hzどちらにも対応しているので、全て1位とします。
AC出力周波数 ランキング
- 1位:PowerArQ S10 Pro(50Hz/60Hz 切り替え可)
- 1位:EcoFlow DELTA 3 Plus(50Hz/60Hz 切り替え可)
- 1位:EcoFlow DELTA 2(50Hz/60Hz 切り替え可)
- 1位:ALLPOWERS R1500(50Hz/60Hz 切り替え可)
出力波形
多くの家電製品は純正弦波(=正弦波)を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
今回紹介しているポータブル電源の出力波形は、どれも純正弦波なので全て1位とします。
出力波形 ランキング
- 1位:PowerArQ S10 Pro(純正弦波)
- 1位:EcoFlow DELTA 3 Plus(純正弦波)
- 1位:EcoFlow DELTA 2(純正弦波)
- 1位:ALLPOWERS R1500(純正弦波)
バッテリー
今回紹介しているポータブル電源のバッテリーの種類は、どれもリン酸鉄系です。
なので、ほとんど寿命に差はないと思いますが、この記事では公式サイトに表記してあるサイクル数の多い順にランキングにしています。
ただ、ネット上では「普通に使えば3,000サイクルも充放電する前に、他の部品が劣化して故障する」という意見も結構見られたので、サイクル数を基準にするというより、「リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているので、どれも長持ちする」と捉えた方が良いでしょう。
※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。
バッテリー ランキング
- 1位:PowerArQ S10 Pro(リン酸鉄系:約4,000サイクル)
- 1位:EcoFlow DELTA 3 Plus(リン酸鉄系:約4,000サイクル)
- 3位:ALLPOWERS R1500(リン酸鉄系:約3,500サイクル)
- 4位:EcoFlow DELTA 2(リン酸鉄系:約3,000サイクル)
バッテリー制御
バッテリー制御(BMS:バッテリーマネージメントシステム)とは過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのことです。
最近はポータブル電源からの発火で火災になったという事例もみられているので、安全のためにもBMS機能が搭載されているポータブル電源を選びましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どれもBMSを搭載しています。
バッテリー制御ランキング
- 1位:PowerArQ S10 Pro(BMS搭載)
- 1位:EcoFlow DELTA 3 Plus(BMS搭載)
- 1位:EcoFlow DELTA 2(BMS搭載)
- 1位:ALLPOWERS R1500(BMS搭載)
重量
重量は軽い方が、持ち運びが楽です。
重量(軽さ)ランキング
- 1位:EcoFlow DELTA 2(約12kg)
- 2位:PowerArQ S10 Pro(約12.5Kg)
- 3位:EcoFlow DELTA 3 Plus(約12.5Kg)
- 4位:ALLPOWERS R1500(約16.7Kg)
サイズ
サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。
この記事では、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。
サイズ ランキング
- 1位:PowerArQ S10 Pro(約18,889㎤)
- 2位:EcoFlow DELTA 3 Plus(約22,606㎤)
- 3位:EcoFlow DELTA 2(約23,716㎤)
- 4位:ALLPOWERS R1500(約34,147㎤)
動作温度
動作温度は、ポータブル電源を正常に稼働できる温度のことです。
なので、ポータブル電源を寒い環境下で使いたい場合は動作温度が低いほど良く、暑い環境下で使いたい場合は動作温度が高い方が良いです。
この記事では、動作温度の範囲が広い順にランキングにしています。
動作温度ランキング
- 1位:PowerArQ S10 Pro(–10℃~45℃)
- 1位:EcoFlow DELTA 3 Plus(–10℃~45℃)
- 1位:EcoFlow DELTA 2(–10℃~45℃)
- 4位:ALLPOWERS R1500(–10℃~40℃)
保証期間
保証期間は長い方が良いです。
ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。
多くのポータブル電源は、公式ストアから買うことで保証期間を長くできる傾向にあります。
保証期間 ランキング
- 1位:PowerArQ S10 Pro(5年:通常3年+製品登録で2年)
- 1位:EcoFlow DELTA 3 Plus(5年)
- 1位:EcoFlow DELTA 2(5年)
- 1位:ALLPOWERS R1500(5年)