Jackeryの「1000New」「1000Pro」「1000」って、どれも容量1,000Wh台なので、どれを選べば良いのかわかりづらいですよね。
そこでこの記事では、Jackeryの容量1,000Wh台のポータブル電源「1000New」「1000Pro」「1000」の違いを比較表にまとめ、レーダーチャートやランキングにしていますので、参考にしてみてください。
Jackery「1000New」「1000Pro」「1000」の比較表
名称 | Jackery ポータブル電源1000New | Jackery ポータブル電源1000Pro | Jackery ポータブル電源1000 |
画像 | 公式サイト↗ | 公式サイト↗ | 公式サイト↗ |
価格 | ¥139,800 | ¥149,800 | ¥139,800 |
容量 | 1,070Wh | 1,002Wh | 1,002Wh |
定格出力 | 1,500W | 1,000W | 1,000W |
充電時間 | ACコンセント:約1.7時間 急速充電:約1時間 シガーソケット:約12時間 ソーラー400W:約3時間 | ACコンセント:約1.8時間 シガーソケット:約12時間 ソーラー(SolarSaga 100):約13.5時間 | ACコンセント:約7.5時間 シガーソケット:約14時間 ソーラー(SolarSaga 100):約17時間 |
出力ポート数 | ACコンセント×3 シガーソケット×1 USB-A×1 USB-C×2 計:7口 | ACコンセント×3 シガーソケット×1 USB-A(QC3.0)×2 USB-C(PD100W)×2 計:8口 | ACコンセント×3 シガーソケット×1 USB-A×1 USB-A(QC3.0)×1 USB-C×2 計:8口 |
サイズ | 約32.7×22.4×24.7㎝ ≒18,092㎤ | 約34×26.2×25.5㎝ ≒22,715㎤ | 約33.2×23.3×24.3 ≒18,798 |
重量 | 約10.8kg | 約11.5Kg | 約10.6kg |
バッテリー | 種類:リン酸鉄系 寿命:約4,000サイクル | 種類:三元系(NCM) 寿命:約1,000サイクル | 種類:三元系(NCM) 寿命:約500サイクル |
バッテリー制御 | BMS搭載 | BMS搭載 | BMS搭載 |
AC出力周波数 | 50Hz/60Hz | 50/60Hz | 60Hz |
出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 |
動作温度 | -10℃~45℃ | -10℃~40℃ | -10℃~40℃ |
保証期間 | 5年 (3年+自動延長2年) | ユーザー登録で5年 (3年+自動延長2年) | 3年 (2年+自動延長1年) |
その他 | ・LEDライト搭載 ・パススルー対応 ・UPS機能搭載 ・アプリ対応 ・バッテリー節約モード ・MPPT方式採用 ・PC(ポリカーボネート樹脂)とABS(エービーエスアロイ)防火材料を使用 ・UL認定レベルの耐火性 ・IEC 9レベルの耐衝撃性 ・安全認証(PSEマーク、UN38.3、一般社団法人防災安全協会の定める防災製品等推奨品) ・低自然放電技術ソリューション ・騒音値30dB以下 | ・LEDライト搭載 ・PC(ポリカーボネート樹脂)とABS(エービーエスアロイ)防火材料を使用 ・MPPT方式採用 ・安全認証(PSEマーク、UN38.3、一般社団法人防災安全協会の定める防災製品等推奨品) ・騒音値45dB以下 | ・PC(ポリカーボネート樹脂)とABS(エービーエスアロイ)防火材料を使用 ・MPPT方式採用 ・安全認証(PSEマーク、UN38.3、一般社団法人防災安全協会の定める防災製品等推奨品) ・騒音値53dB以下 |
BMS(バッテリーマネージメントシステム)とは?
過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのこと。
UPS(UninterruptiblePowerSupply)とは?
無停電装置。電気機器を予期せぬシャットダウンから防ぐことができ、機器の損傷やデータの消失といった事態を回避することを可能にする。(出典:https://powerbanks.work/about-ups/)
パススルー充電とは?
ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他の電化製品に給電できる機能のこと。
MPPTコントロールとは?
Maximum Power Point Control(最大出力点制御)のこと。ソーラーパネルなどの直流電力源の出力を最大化するための制御技術。
レーダーチャート
上記は、比較表を元にして作成した、
- Jackery ポータブル電源 1000 New
- Jackery ポータブル電源 1000 Pro
- Jackery ポータブル電源 1000
それぞれのレーダーチャートです
※レーダーチャート、総合ランキングは、各項目の1位を3点、2位を2点、3位を1点として採点しています。
総合ランキング
1位:Jackery ポータブル電源1000New(36点)
1位はJackery ポータブル電源1000New!
今回紹介した中で1番新しい商品なだけあって、比較した3台の中で圧倒的に性能が良いです。
どのくらい性能が良いのかは以下の通り↓
- 容量が1番多い。
- 他のポータブル電源より高い消費電力(1,500Wまで)の家電も稼働させることができる。
- サイズが1番小さい。
- 重量は2番目だけど、1番軽い1000と比べても0.2Kg重たいだけなので、3台の中で1番持ち運びが楽。
- バッテリーが1番長持ちで、10年は使える。
しかも、なんと、これだけ圧倒的に性能が良いのに価格が1番安いんです!
びっくりですよね。
保証も5年あるので安心です。
欠点は、「USB-Aの出力ポートが他より1つ少ない」ということくらいですね。
Jackery ポータブル電源1000Newは以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
2位:Jackery ポータブル電源1000Pro(28点)
2位はJackery ポータブル電源1000Pro。
1位の1000Newと大差をつけられてしまいました。
価格が1番高いのに、性能は1000New以下ですね。
唯一1000Newより優れているのは、USB-Aの出力ポートが1つ多いことくらいです。
Jackery ポータブル電源1000Proは以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
3位:Jackery ポータブル電源1000(27点)
3位はJackery ポータブル電源1000。
こちらも、1位と大差をつけられての3位です。
価格は1000Newと同じですが、性能は1000Newよりだいぶ劣ります。
充電時間が長いし、バッテリー寿命も短い。
保証も3年しかないです。
正直、同じ料金を支払うなら1000Newを買った方が絶対いいです。
それでもJackery ポータブル電源1000を購入したい場合は以下のボタンから、各サイトで購入できます。
各項目の見方
比較表の項目ごとに、どの製品が優れているのかをランキングにしています。
各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。
価格
価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。
安さだけで選んでしまうと、実際に購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになってしまう恐れがあります。
自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。
さらに、ここで紹介しているポータブル電源の各メーカーは、よくセールをやっているので、値段で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。
ここで紹介している値段より安く購入できる場合があります。
容量
容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。
定格出力(W)
定格出力は、安定して出力できる電力のこと。
「どのくらいの消費電力の製品を使用できるか」という指標になります。
例えば、定格出力が100Wのポータブル電源なら、理論上、使用できる製品は消費電力が100Wまでとなります。
充電時間
充電時間は、短い方が早く充電できます。
出力ポート
出力ポートはたくさんあった方が、多くの機器を使用できます。
また、出力ポートの数だけでなく、種類の多いものを選ぶと色んな機器に対応できます。
サイズ
サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。
この記事では、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。
重量
重量は軽い方が、持ち運びが楽です。
バッテリー
今回紹介しているポータブル電源のバッテリーの種類は、どれもリン酸鉄系と三元系です。
一般的には、三元系よりリン酸鉄系の方が安全で寿命が長いと言われています。
(リン酸鉄系も三元系もメリット・デメリットがあります。詳しくは【ポータブル電源】容量1,000Wh前後のおすすめは?比較表とランキングでチェック!という記事で解説しています。)
※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。
バッテリー制御
バッテリー制御(BMS:バッテリーマネージメントシステム)とは過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのことです。
最近はポータブル電源からの発火で火災になったという事例もみられているので、安全のためにもBMS機能が搭載されているポータブル電源を選びましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どれもBMSを搭載しています。
AC出力周波数
日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになるので気をつけましょう。
面倒くさい人は 50/60Hzどちらにも対応しているものを選ぶといいです。
今回紹介したポータブル電源ではJackery ポータブル電源1000だけ60Hzのみで、あとの2つ(1000Newと1000Pro)は50/60Hzどちらにも対応しています
出力波形
多くの家電製品は純正弦波(=正弦波)を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どれも純正弦波なので大丈夫です。
動作温度
動作温度は、ポータブル電源を正常に稼働できる温度のことです。
なので、ポータブル電源を寒い環境下で使いたい場合は動作温度が低いほど良く、暑い環境下で使いたい場合は動作温度が高い方が良いです。
保証期間
保証期間は長い方が良いです。
ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。
多くのポータブル電源は、公式ストアから買うことで保証期間を長くできる傾向にあります。