容量500Wh台のポータブル電源で、何を買おうか迷っているあなた。
容量500Wh台のポータブル電源を一つ一つ調べて、比較するのは大変ですよね。
そこでこの記事では、容量500Wh台のポータブル電源を各メーカーから厳選し、比較表にまとめ、さらにレーダーチャートやランキングも作成しました。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
なお、「容量400Wh台」と「容量600Wh台」の各ポータブル電源を比較した記事もありますので、気になる場合は下のリンクからどうぞ。
比較表
名称 | Jackery 500 New | EcoFlow RIVER 2 Max | PECRON E500LFP |
画像 | ![]() 公式サイト↗ | ![]() 公式サイト↗ | ![]() 公式サイト↗ |
価格 | ¥59,800 | ¥64,900 | ¥81,900 |
容量 | 512Wh | 512Wh | 576Wh |
定格出力 | 500W | 500W (X-Boostモードで750W) | 600W |
充電時間 | 家庭用コンセント:約1時間10分 シガーソケット:約6時間 ソーラー200W:約3.4時間 | 家庭用コンセント:約1時間 シガーソケット:約6時間 ソーラーパネル 220W:約3-6時間 | 家庭用コンセント:約1時間36分 シガーソケット:約6時間 ソーラーパネル 100W:約6時間 |
出力ポート | ACコンセント×2 シガーソケット×1 USB-A(18W)×1 USB-C(30W)×1 USB-C(100W)×1 ワイヤレス× 合計:6ポート | ACコンセント×4 シガーソケット(120W)×1 DC5521(37W)×2 USB-A(最大12W)×3 USB-C(最大100W)×1 合計:11ポート | ACコンセント×2 DC5525(60W)×1 DC5525(120W)×1 シガーソケット(120W)×1 USB-A(最大15W)×2 USB-C(最大100W)×1 ワイヤレス(15W)×1 合計:9ポート |
サイズ | 約15.7×31×20.5㎝ ≒9,977㎤ | 約27×26×19.6㎝ ≒13,759㎤ | 約25.4×17.2×18.9㎝ ≒8,257㎤ |
重量 | 約5.7kg | 約6.1Kg | 約6.75Kg |
バッテリー | 種類:リン酸鉄リチウムイオン 寿命:約6,000サイクル | 種類:リン酸鉄リチウムイオン 寿命:約3,000サイクル | 種類:リン酸鉄リチウムイオン 寿命:約3,500サイクル |
バッテリー制御 | BMS搭載 | BMS搭載 | BMS搭載 |
ソーラー入力 | 最大200W MPPT | 最大220W MPPT | 最大100W MPPT |
AC出力周波数 | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 |
動作温度 | -20℃~45℃ | -10℃~45℃ | -20℃~45℃ |
保証期間 | 5年 (公式サイト) | 5年 (公式サイト) | 3年 (公式サイト会員) |
その他 | ・送料無料 (公式サイト) ・無料回収 ・LEDライト搭載 ・省エネモード搭載 ・パススルー充電対応 ・UPS搭載 ・騒音(充電時):36㏈ ・騒音(動作中):32㏈ | ・送料無料 (公式サイト) ・アプリ対応 ・EPS搭載 ・パススルー充電対応 ・TUV認証取得 | ・送料無料 (公式サイト) ・アプリ対応 ・LEDライト搭載 ・ECOモード ・UPS搭載 |
パススルー充電とは
ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他の電化製品に給電できる機能のこと。
EPSとは
Emergency Power Supply機能:停電した時に、30ミリ秒以下で電源をコンセントからポータブル電源に切り替えてくれる機能。
UPS(UninterruptiblePowerSupply)とは?
無停電装置。電気機器を予期せぬシャットダウンから防ぐことができ、機器の損傷やデータの消失といった事態を回避することを可能にする。UPS(無停電電源装置)の切り替え時間は、通常0~12ミリ秒の間。
UPS、EPSの違い
UPSの方が切り替えが速い(EPSは30ミリ秒以内に切り替わり、UPSは5~10ミリ秒程度で切り替わる)。UPSは短期的な電力喪失に対処し、コンピューターシステムなどの機器を保護するのに適している。EPSは建物や施設の非常用電力供給を担当し、長期間のバックアップが必要な非常時に使用される。
レーダーチャート



※総合ランキング及び、レーダーチャートは、各項目の1位を3点、2位を2点、3位を1点として採点しています。
総合ランキング
1位:Jackery 500New(35点)

1位はJackeryのポータブル電源500New!
トップクラスに小さくて軽いので、アウトドアで使う場合でも持ち運びが楽です。
さらに、1番安いのに、容量も定格出力も普通にあります。
欠点は出力ポート数が他より少ないことくらい。(ただ、容量500Wh台なので、このくらいあれば十分とも言えます。)
充電時間も平均的ですし、他に特別劣っている項目もありません。
Jackery ポータブル電源500Newは、以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトがおすすめ)


2位:EcoFlow RIVER 2 Max (32点)

2位は、EcoFlowのRIVER 2 Max。
充電時間が1番速く、出力ポート数も1番多いです。
欠点としてはサイズが大きいところですね。
ただ、サイズは大きめなのに、重量はそんなに重くない。
ちなみに、サイズ感は以下の画像のような感じです↓

他に特別劣っている項目はありませんでした。
EcoFlow RIVER 2 Maxは、以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトがおすすめ)


3位:PECRON E500LFP(30点)

3位はPECRONのE500LFP。
長所は容量が多く、定格出力も高いところと、サイズが1番小さいところです。
短所は少し重たいところと、ソーラー入力が最大100Wまでなところ。(ソーラー入力はワット数が小さい程、充電に時間がかかります)
あとは、容量が多い分、価格も少し高めですね。
保証期間が3年なのも、少し短いかなと感じます。
PECRON E500LFPは、以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトがおすすめ)


各項目の見方
各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。
価格
価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。
安さだけで選んでしまうと、実際に購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになってしまう恐れがあります。
自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。
さらに、ここで紹介しているポータブル電源の各メーカーは、よくセールをやっているので、価格で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。
ここで紹介している価格より安く購入できる場合があります。
容量
容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。
定格出力(W)
定格出力は、安定して出力できる電力のこと。
「どのくらいの消費電力の製品を使用できるか」という指標になります。
例えば、定格出力が100Wのポータブル電源なら、理論上、稼働できる製品の消費電力は100Wまでとなります。
なので、消費電力が1,200Wのドライヤーを使いたいのに、定格出力が100Wのポータブル電源を買ってもドライヤーを稼働させることはできません。
使いたい家電に見合った定格出力のポータブル電源を選びましょう。
充電時間
充電時間は、短い方が早く充電できます。
ソーラーパネルからの充電時間は、天候によって異なります。
比較表に表示している時間は、あくまでも目安だということをご承知下さい。
出力ポート
出力ポートはたくさんあった方が、多くの機器に給電できます。
また、出力ポートの種類が多いものを選ぶと、色んな機器に対応できます。
ACの出力ポートがあれば、だいたいの家電に給電できますが、一応、「自分が使いたい家電のプラグに合う出力ポートがあるかどうか」を確認しておきましょう。
この記事では、出力ポートの多い順にランク付けしています。
サイズ
サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。
この記事では、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。
重量
重量は軽い方が、持ち運びが楽です。
バッテリー
今回紹介しているポータブル電源のバッテリーの種類は、どれもリン酸鉄系です。
ポータブル電源のバッテリーの種類はリン酸鉄系と三元系が多いのですが、リン酸鉄系の方が安全で寿命も長いと言われています。
(リン酸鉄系も三元系もメリット・デメリットがあります。詳しくは【ポータブル電源】容量1,000Wh前後のおすすめは?比較表とランキングでチェック!という記事で解説しています。)
この記事ではサイクル数の多い順にランキングにしています。
※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。
バッテリー制御
バッテリー制御(BMS:バッテリーマネージメントシステム)とは過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのことです。
最近はポータブル電源からの発火で火災になったという事例もみられているので、安全のためにもBMS機能が搭載されているポータブル電源を選びましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どれもBMSを搭載しています。
ソーラー入力
ソーラー入力はワット数が大きいほど、ソーラーパネルからより多くの電力を給電することができす。
要は、より速くポータブル電源を充電することができるということです。
ただ、それだけの出力があるソーラーパネルがないと意味がないので、自分が持っているソーラーパネルや、これから購入を検討しているソーラーパネルの出力がどれくらいかを確認しておくことも大事です。
AC出力周波数

日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになるので気をつけましょう。
面倒くさい人は 50/60Hzどちらにも対応しているものを選ぶといいです。
今回紹介したポータブル電源は、どれも50Hzと60Hzの切り替え可能です。
出力波形
多くの家電製品は純正弦波(=正弦波)を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
今回紹介しているポータブル電源は、どれも純正弦波です。
動作温度
動作温度は、ポータブル電源を正常に稼働できる温度のことです。
なので、ポータブル電源を寒い環境下で使いたい場合は動作温度が低いほど良く、暑い環境下で使いたい場合は動作温度が高い方が良いです。
保証期間
保証期間は長い方が良いです。
ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。
多くのポータブル電源は、公式ストアから買うことで保証期間を長くできる傾向にあります。
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