EcoFlowの「DELTA 3 1500」「DELTA3Plus」「DELTA3」「DELTA2」って、どれも定格出力が1,500Wなので、どれを選べば良いか迷いますよね。
そこでこの記事では、EcoFlowの「DELTA 3 1500」「DELTA3Plus」「DELTA3」「DELTA2」を比較表にまとめ、レーダーチャートやランキングも作成していますので、ぜひ、参考にしてみて下さい。
比較表
ランキング | 4位(41点) | 2位(50点) | 1位(51点) | 3位(47点) |
名称 | DELTA3 1500 | DELTA3Plus | DELTA3 | DELTA2 |
画像 | ![]() 公式サイト↗ | ![]() 公式サイト↗ | ![]() 公式サイト↗ | ![]() 公式サイト↗ |
価格 | ¥181,500 | ¥149,600 | ¥139,700 | ¥143,000 |
容量 | 1,536Wh | 1,024Wh | 1,024Wh | 1,024Wh |
定格出力 | 1,500W | 1,500W | 1,500W | 1,500W |
充電時間 | ACコンセント:約1時間30分 シガーソケット120W :約12 ~13時間 ソーラー125W×4:約3.5時間 | ACコンセント:約56分 シガーソケット96W:約10時間42分 ソーラー1,000W:約1時間10分 | ACコンセント:約56分 シガーソケット800W:約1.3時間 ソーラー500W:約2時間 | ACコンセント:約1時間20分 シガーソケット:約11時間 ソーラー400W:約3~6時間 スマート発電機:約1時間20分 |
出力ポート数 | ACコンセント×6 DC5521(38W)×2 シガーソケット(126W)×1 USB-A(12W)×2 USB-A(18W)×2 USB-C(100W)×2 計:15ポート | AC×6 DC5521(38W)×2 シガーソケット(126W)×1 USB-A(36W)×2 USB-C(140W)×2 計:13ポート | ACコンセント×6 DC5521(38W)×2 シガーソケット(126W)×1 USB-A(18W)×2 USB-C(100W)×2 計:13ポート | ACコンセント×6 DC5521(38W)×2 シガーソケット(126W)×1 USB-A(18W)x2 USB-A(12W)×2 USB-C(100W)×2 計:15ポート |
バッテリー | 種類:リン酸鉄系 寿命:約3,000サイクル | 種類:リン酸鉄系 寿命:約4,000サイクル | 種類:リン酸鉄系 約4,000サイクル | 種類:リン酸鉄系 約3,000サイクル |
バッテリー制御 | BMS 搭載 | BMS搭載 | BMS搭載 | BMS搭載 |
サイズ | 約39.8×21.3 ×28.1cm ≒23,821㎤ | 約39.8×20×28.4㎝ ≒22,606㎤ | 約39.8×20×28.4㎝ ≒22,606㎤ | 約40×21.1×28.1㎝ ≒23,716㎤ |
重量 | 約16.5kg | 約12.5kg | 約12.5kg | 約12kg |
ソーラー入力 | 最大500W | 最大1,000W (500W×2) | 最大500W | 最大500W |
AC出力周波数 | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 | 純正弦波 |
動作温度 | −10℃~45℃ | –10℃~45℃ | -10℃~45℃ | -10℃~45℃ |
保証期間 | 5年+30日間の交換保証 (公式サイト※日本国内のみ) | 5年+30日間の交換保証 (公式サイト※日本国内のみ) | 5年+30日間の交換保証 (公式サイト※日本国内のみ) | 5年+30日間の交換保証 (公式サイト※日本国内のみ) |
その他 | ・送料無料(公式サイト) ・UPS搭載 ・アプリ対応 ・バッテリーパックはIP54防水・防塵等級 ・容量拡張可(最大5.5KWh) ・X-Boosst機能で最大出力2000W | ・パススルー充電 ・UPS搭載(サージ保護、NAS) ・アプリ対応 ・IP65準拠(防水・防塵・防油・防煙) ・騒音30dB(出力600W未満) ・容量拡張可(最大5,000Wh) ・X-Boostで出力最大2,000W | ・パススルー充電 ・UPS搭載 ・アプリ対応 ・IP65準拠(防水・防塵・防油・防煙) ・騒音30dB(出力600W未満) ・容量拡張可(最大5,000Wh) ・X-Boostで出力最大2,000W | ・パススルー充電 ・EPS搭載 ・アプリ対応 ・騒音50dB ・容量拡張可(最大3,040Wh) ・X-Boostで出力最大1,900W |
パススルー充電とは?
ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他の電化製品に給電できる機能のこと
UPS(UninterruptiblePowerSupply)とは?
無停電装置。電気機器を予期せぬシャットダウンから防ぐことができ、機器の損傷やデータの消失といった事態を回避することを可能にする。(出典:https://powerbanks.work/about-ups/)
EPSとは
Emergency Power Supply機能:停電した時に、30ミリ秒以下で電源をコンセントからポータブル電源に切り替えてくれる機能。
UPS、EPSの違い
UPSの方が切り替えが速い(EPSは30ミリ秒以内に切り替わり、UPSは5~10ミリ秒程度で切り替わる)。UPSは短期的な電力喪失に対処し、コンピューターシステムなどの機器を保護するのに適している。EPSは建物や施設の非常用電力供給を担当し、長期間のバックアップが必要な非常時に使用される。
BMS(バッテリーマネージメントシステム)とは?
過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのこと。
レーダーチャート




上記は、比較表を元にして作成した、
- DELTA3
1500 - DELTA3Plus
- DELTA3
- DELTA2
それぞれのレーダーチャートです
※レーダーチャート、総合ランキングは、各項目の1位を4点、2位を3点、3位を2点、4位を1点として採点しています。
総合ランキング
1位:DELTA3(51点)

1位はDELTA3!
上位モデルのDELTA3Plusとほとんど性能が変わらないのに、価格が9,900円も安い!
ただ、DELTA3Plusより劣っている点が2つあります。
1つは、ソーラー入力。
DELTA3Plusは最大1,000W(500W×2)入力できるのに対し、DELTA3は最大500Wまでです。
「出力500Wのソーラーパネルを2つ持っている」または「これから購入する」という場合はソーラーパネルからの充電時間が倍くらい違うので、ソーラーから速く充電したいならDELTA3Plusの方が良いです。
2つめは、USB-A、USB-Cの出力。
出力ポート数は同じなのですが、USB-A、USB-Cの出力がDELTA3Plusの方が高いので、USB-A、USB-Cからスマホなどを充電する速さはDELTA3Plusの方が速いです。
ソーラーパネルを持っていなかったり、これから500Wのソーラーパネルを2つも購入する予定がない人、USB-A、USB-Cからスマホなどを充電しない人にとってはたいした差ではないですが、一応、上記2点を踏まえてから購入した方が良いと言えます。
EcoFlow DELTA3は以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)


2位:DELTA3Plus(50点)

2位はDELTA3Plus。
1位のDELTA3より9,900円高いですが、その分、ソーラー入力やUSB-A、USB-Cの出力が高いです。(詳しくは上記「1位:DELTA3」を参照)
価格が気になる場合は、公式サイトをチェックしましょう。
よくセールをやっているので、タイミングが良ければDELTA3より安く買えることもあります。
EcoFlow DELTA3Plusは以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)


3位:DELTA2(47点)

3位はDELTA2。
DELTA3より高いのに、充電時間がDELTA3より遅かったり、バッテリー寿命が少し短かったり等といった劣っている点があります。
ただUSB-Aの出力ポート数はDELTA3、DELTA3Plusより2つ多いです。
EcoFlow DELTA2は以下のボタンから、各サイトで購入できます。
4位:DELTA3 1500(41点)

4位はDELTA3 1500。
容量が1番多いので、たくさん給電できるのですが、その分価格も高く、充電時間も長いです。
重量も他と比べて重たく、サイズも少しだけ大きいです。
容量が多いのに、ソーラー入力は500WとDELTA3Plus(1000W)より少ないので、ソーラーからの充電もやや時間がかかります。
ただ、価格さえ安ければ、今回紹介した4つのポータブル電源の中で1番性能が良いと言えるので、公式サイトでセール価格になっていないかチェックしてみて下さい。
EcoFlow DELTA3 1500は以下のボタンから、各サイトで購入できます。


各項目の見方
各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。
価格
価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。
安さだけで選んでしまうと、実際に購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになってしまう恐れがあります。
自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。
さらに、EcoFlowは、よくセールをやっているので、価格で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。
ここで紹介している価格より安く購入できる場合があります。
容量
容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。
定格出力(W)
定格出力は、安定して出力できる電力のこと。
「どのくらいの消費電力の製品を使用できるか」という指標になります。
例えば、定格出力が100Wのポータブル電源なら、理論上、使用できる製品は消費電力が100Wまでとなります。
なので、消費電力が1,200Wのドライヤーを使いたいのに、定格出力が100Wのポータブル電源を買ってもドライヤーを稼働させることはできません。
使いたい家電に見合った定格出力のポータブル電源を選びましょう。
充電時間
充電時間は短い方が、ポータブル電源を速く充電できます。
ソーラーパネルからの充電時間は天候によって異なるので、比較表に表示している時間はあくまでも目安だということをご承知下さい。
出力ポート
出力ポートはたくさんあった方が、多くの機器に給電できます。
また、出力ポートの数だけでなく、種類の多いものを選ぶと色んな機器に対応できます。
ACの出力ポートがあれば、だいたいの家電に給電できますが、一応、「自分が使いたい家電のプラグに合う出力ポートがあるか」を確認しておきましょう。
バッテリー
今回紹介しているポータブル電源のバッテリーの種類は、どれもリン酸鉄系です。
ポータブル電源のバッテリーの種類はリン酸鉄系と三元系が多いのですが、リン酸鉄系の方が安全で寿命も長いと言われています。
(リン酸鉄系も三元系もメリット・デメリットがあります。)
この記事ではサイクル数の多い順にランキングにしています。
※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。
バッテリー制御
バッテリー制御(BMS:バッテリーマネージメントシステム)とは過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのことです。
最近はポータブル電源からの発火で火災になったという事例もみられているので、安全のためにもBMS機能が搭載されているポータブル電源を選びましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どれもBMSを搭載しています。
サイズ
サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。
この記事では、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。
重量
重量は軽い方が、持ち運びが楽です。
ソーラー入力
ソーラー入力はワット数が高いほど、ソーラーパネルからより多く電力を給電することができす。
要は、より速くポータブル電源を充電することができるということです。
ただ、それだけの出力があるソーラーパネルがないと意味がないので、自分が持っているソーラーパネルや、これから購入を検討しているソーラーパネルの出力がどれくらいかを確認しておくことが大事です。
AC出力周波数

日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになるので気をつけましょう。
面倒くさい人は 50/60Hzどちらにも対応しているものを選ぶといいです。
今回紹介したポータブル電源は全て、50Hzと60Hzのどちらにも対応しています
出力波形
多くの家電製品は純正弦波(=正弦波)を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
今回紹介したポータブル電源は、どれも純正弦波です。
動作温度
動作温度は、ポータブル電源を正常に稼働できる温度のことです。
なので、ポータブル電源を寒い環境下で使いたい場合は動作温度が低いほど良く、暑い環境下で使いたい場合は動作温度が高い方が良いです。
保証期間
保証期間は長い方が良いです。
ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。
多くのポータブル電源は、公式ストアから買うことで保証期間を長くできる傾向にあります。