予算7万円台でポータブル電源の購入を考えているあなた。
7万円台のポータブル電源といっても、メーカーや種類によって、性能も様々です。
だけどポータブル電源を1つ1つ調べるのは面倒くさいですよね。
そこでこの記事では、ポータブル電源選びで失敗しないよう、予算7万円台で買えるポータブル電源を有名メーカーの製品のみ厳選し1つの比較表にまとめました。
さらに、その比較表をもとにレーダーチャートやランキングも作成しているので、参考にしてみて下さい。
7万円台で買えるポータブル電源の比較表
名称 | Smart Tap PowerArQ S7 24 | BLUETTI EB70S 17 |
画像 | ||
価格 | ¥79,200 (公式サイト) 2 | ¥79,800 (公式サイト) 1 |
容量 | 716Wh 2 | 716Wh 2 |
定格出力 | 700W 1 | 800W 2 |
充電時間 | 家庭用コンセント:約3~4時間 シガーソケット 12V:約8~8.5時間 24V:約4~5時間 ソーラーパネル:140Wで約6時間 2 | 家庭用コンセント:約4~5時間 シガーソケット 12V:7~8時間 24V:約4~5時間 ソーラーパネル:200Wで約4~5時間 1 |
出力 ポート | AC×5 DC(5.2㎜)×2 シガーソケット×1 USB-A×2(片側利用で急速充電) USB-C×2 ワイヤレス×1 計:13ポート 2 | AC×4 DC×2 シガーソケット×1 USB-A×2 USB-C×2 ワイヤレス×1 計:12ポート 1 |
AC出力 周波数 | 50Hz/60Hz 2 | 50Hz/60Hz 2 |
出力波形 | 純正弦波 2 | 純正弦波 2 |
バッテリー | リン酸鉄系 約3,000サイクル 2 | 種類:リン酸鉄系 寿命:約2,500サイクル 1 |
重量 | 約9.5Kg 2 | 約9.7Kg 1 |
サイズ | 31.4×21.2×23㎝ ≒15,311㎤ 1 | 32×21.6×22㎝ ≒15,206㎤ 2 |
動作温度 | -20℃~45℃ 2 | -20℃~40℃ 1 |
保証期間 | 5年 (公式オンラインストアからの購入で3年、製品保証登録で+2年) 2 | 2年 1 |
その他 | ・LEDライト付き ・PSE検査合格 ・BMS搭載 ・MPPTコントロール | ・購入後30日以内に公式サイト内の価格が下がった場合差額の返金保証あり ・LEDライト搭載 ・BMS搭載 ・パススルー充電対応 ・エコモードで自動的に電源オフ |
BMS(バッテリーマネージメントシステム)とは?
過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのこと。
パススルー充電とは?
ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他の電化製品に給電できる機能のこと。
MPPTコントロールとは?
Maximum Power Point Control(最大出力点制御)のこと。ソーラーパネルなどの直流電力源の出力を最大化するための制御技術。
レーダーチャート
上記は、比較表を元にして作成した、
- Smart Tap PowerArQ S7
- BLUETTI EB70S
のレーダーチャートです。
※レーダーチャート、総合ランキングは、各項目の1位を2点、2位を1点、として採点しています。
総合ランキング
1位:Smart Tap PowerArQ S7(24点)
1位はSmart TapのPowerArQ S7!
定格出力とサイズでEB70Sに劣りましたが、ほとんど気にならないレベルの差です。
それ以外の項目は、全てEB70Sと同等か、それ以上というパフォーマンスでした。
さらに、「【ポータブル電源】容量700Wh前後のおすすめは?比較表とランキングでチェック!」という記事で、他の700Wh前後のポータブル電源と比較しても1位を獲得しています。
定価7万円台では、圧倒的におすすめのポータブル電源ですね。
Smart Tap PowerArQ S7は以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
2位:BLUETTI EB70S(17点)
2位はBLUETTIのEB70Sでした。
比較表を見ればわかる通り、今回紹介した2台はほとんど差がないのですが、定格出力はEB70Sの方が100W高いです。
定格出力重視(少しでも消費電力の多い家電を使いたい)場合はEB70Sがおすすめです。
BLUETTI EB70Sは以下のボタンから各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)
各項目の見方とランキング
比較表の項目ごとに、どちらの製品が優れているのかをランキングにしています。
各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。
価格
価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。
安さだけで選んでしまうと、実際に購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになってしまう恐れがあります。
自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。
さらに、ここで紹介しているポータブル電源の各メーカーは、よくセールをやっているので、値段で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。
ここで紹介している値段より安く購入できる場合があります。
安さランキング
- 1位:Smart Tap PowerArQ S7(公式サイト¥79,200)
- 2位:BLUETTI EB70S(公式サイト¥79,800)
容量
容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。
容量ランキング
- 1位:Smart Tap PowerArQ S7(716Wh)
- 1位:BLUETTI EB70S(716Wh)
定格出力(W)
定格出力は、安定して出力できる電力のこと。
「どのくらいの消費電力の製品を使用できるか」という指標になります。
例えば、定格出力が100Wのポータブル電源なら、理論上、使用できる製品は消費電力が100Wまでとなります。
定格出力 ランキング
- 1位:BLUETTI EB70S(800W)
- 2位:Smart Tap PowerArQ S7(700W)
充電時間
充電時間は、短い方が早く充電できます。
このランキングでは、AC(家庭用コンセント)からの充電時間で順位付けしています。
充電時間ランキング
- 1位:Smart Tap PowerArQ S7(家庭用コンセント:約3~4時間)
- 2位:BLUETTI EB70S(家庭用コンセント:約4~5時間)
出力ポート
出力ポートはたくさんあった方が、多くの機器を使用できます。
また、出力ポートの数だけでなく、種類の多いものを選ぶと色んな機器に対応できます。
この記事では、出力ポート数の多い順にランキングにしています。
出力ポートランキング
- 1位:Smart Tap PowerArQ S7(計:13ポート)
- 2位:BLUETTI EB70S(計:12ポート)
AC出力周波数
日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。
なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。
(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)
ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになるので気をつけましょう。
面倒くさい人は 50/60Hzどちらにも対応しているものを選ぶといいです。
AC出力周波数 ランキング
- 1位:Smart Tap PowerArQ S7(50Hz/60Hz 切り替え可)
- 1位:BLUETTI EB70S(50Hz/60Hz 切り替え可)
出力波形
多くの家電製品は純正弦波(=正弦波)を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波のものを選ぶことをおすすめします。
矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。
今回紹介しているポータブル電源の出力波形は、どれも純正弦波なので全て1位とします。
出力波形 ランキング
- 1位:Smart Tap PowerArQ S7(純正弦波)
- 1位:BLUETTI EB70S(純正弦波)
バッテリー
今回紹介しているポータブル電源のバッテリーの種類は、どちらもリン酸鉄系です。
なので、ほとんど寿命に差はないと思いますが、この記事では公式サイトに表記してあるサイクル数の多い順にランキングにしました。
ただ、ネット上では「普通に使えば2,500~3,000サイクルも充放電する前に、他の部品が劣化して故障する」という意見が結構見られたので、今回の比較ではサイクル数を基準にどちらかを選ばない方が良いでしょう。
※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。
バッテリー ランキング
- 1位:Smart Tap PowerArQ S7(3,000サイクル)
- 1位:BLUETTI EB70S(2,500サイクル)
重量
重量は軽い方が、持ち運びが楽です。
今回、一応ランキングにはしていますが、重量にほとんど差はありませんでした。
重量(軽さ)ランキング
- 1位:Smart Tap PowerArQ S7(約9.5Kg)
- 2位:BLUETTI EB70S(約9.7Kg)
サイズ
サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。
この記事では、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。
今回、一応ランキングにはしていますが、サイズにほとんど差はありませんでした。
サイズ ランキング
- 1位:BLUETTI EB70S(約15,206㎤)
- 2位:Smart Tap PowerArQ S7(約15,311㎤)
動作温度
動作温度は、ポータブル電源を正常に稼働できる温度のことです。
なので、ポータブル電源を寒い環境下で使いたい場合は動作温度が低いほど良く、暑い環境下で使いたい場合は動作温度が高い方が良いです。
この記事では、動作温度の範囲が広い順にランキングにしています。
動作温度ランキング
- 1位:Smart Tap PowerArQ S7(-20℃~45℃)
- 2位:BLUETTI EB70S(-20℃~40℃)
保証期間
保証期間は長い方が良いです。
ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。
多くのポータブル電源は、公式ストアから買うことで保証期間を長くできる傾向にあります。
保証期間 ランキング
- 1位:Smart Tap PowerArQ S7(5年:公式オンラインストアからの購入で3年、製品保証登録で+2年)
- 2位:BLUETTI EB70S(2年)