【徹底比較】BLUETTI「Elite 200 V2」「AC200MAX」「AC200L」

ポータブル電源

BLUETTIブルーティの「Elite 200 V2」「AC200MAX」「AC200L」って、3つとも容量が2,000Wh台なので、どれを選べば良いのかわかりづらいですよね。

そこでこの記事では、BLUETTIブルーティの容量2,000Wh台のポータブル電源「Elite 200 V2」「AC200MAX」「AC200L」の違いを比較表にまとめ、レーダーチャートやランキングにしていますので、参考にしてみてください。

BLUETTI「Elite 200V2」「AC200MAX」「AC200L」の比較表

名称BLUETTI
Elite 200V2
BLUETTI
AC200MAX
BLUETTI
AC200L
画像
公式サイト↗

公式サイト↗

公式サイト↗
価格¥249,800¥239,800¥259,800
容量 2,073.6Wh2,048Wh2,048Wh
定格出力2,200W2,200W2,000W
充電時間ACコンセント:約1.9~2.4時間※¹
シガーソケット12V(96W):約22~22.6時間※¹
ソーラー1,000W:約2.5~3時間※¹
ACコンセント:約1.9~2.4時間※¹
シガーソケット12V(96W):約22~22.3時間※¹
ソーラー900W:約2.8~3.3時間※¹
ACコンセント:約1.9~2.4時間※¹
シガーソケット12V(96W):約22~22.3時間※¹
ソーラー1,200W:約1.5~2時間※¹
出力ポート数ACコンセント×4
シガーソケット×1
USB-A(15W)×2
USB-C(100W)×2


計:9ポート
ACコンセント×4
AC(TT-30P)×1
DC5521×2
シガーソケット×1
USB-A(18W)×2
USB-A(15W)×2
USB-C(100W)×1
ワイヤレス(15W)×2
RV×1


計:16ポート
ACコンセント×4
シガーソケット×1
USB-A(18W)×2
USB-C(150W)×2


計:9ポート
バッテリー種類:リン酸鉄リチウム
寿命:約6,000サイクル
種類:リン酸鉄リチウム
寿命:約3,500サイクル
種類:リン酸鉄リチウム
寿命:約3,000サイクル
バッテリー制御BMS搭載BMS搭載BMS搭載
サイズ約35×25×32.36㎝
≒28,315㎤
約42×28×38.65㎝
≒45,452㎤
約42×28×36.6㎝
≒43,042㎤
重量約24.2kg約28.1Kg約28.3kg
AC出力周波数50/60Hz50/60Hz50/60Hz
出力波形純正弦波純正弦波純正弦波
動作温度-20℃~40℃-20℃~40℃-20℃~40℃
保証期間5年(公式サイト)4年(公式サイト)5年(公式サイト)
その他・送料無料(公式サイト)
・パススルー対応
・UPS搭載
・アプリ対応
・電力リフトモードで最大出力3,300W
・騒音16~50㏈
・耐摩耗性ABS素材
・接地端子漏電保護
・防災製品等推奨品認証
・送料無料(公式サイト)
・容量拡張可
・アプリ対応
・騒音54㏈以下
・防災製品等推奨品認証
送料無料(公式サイト)
・パススルー対応
・EPS搭載
・容量拡張可
・アプリ対応
・電力リフトモードで最大出力3,000W
・キャンピングカーに給電可能(12Vで給電する場合、D40の別途購入が必要)。
・防災製品等推奨品認証
出典:メーカー公式サイト及び問い合わせ

※¹:推定充電時間 = (容量/充電電力) + トリクル充電時間。BLUETTI ポータブル電源のトリクル充電時間は通常0.5~1時間。公式サイトより。

トリクル充電とは?

バッテリーに、微弱な電流を継続的に流して充電する方式。バッテリーの自己放電を補い、満充電状態を維持する目的で使用さる。

BMS(バッテリーマネージメントシステム)とは?

過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのこと。

EPS(Emergency Power Supply)とは?

非常電源システム。停電した時に、30ミリ秒以下で電源をコンセントからポータブル電源に切り替えてくれる機能。

UPS(UninterruptiblePowerSupply)とは?

無停電装置。電気機器を予期せぬシャットダウンから防ぐことができ、機器の損傷やデータの消失といった事態を回避することを可能にする。UPS(無停電電源装置)の切り替え時間は、通常0~12ミリ秒の間。

UPS、EPSの違い

UPSの方が切り替えが速い(EPSは30ミリ秒以内に切り替わり、UPSは5~10ミリ秒程度で切り替わる)。UPSは短期的な電力喪失に対処し、コンピューターシステムなどの機器を保護するのに適している。EPSは建物や施設の非常用電力供給を担当し、長期間のバックアップが必要な非常時に使用される。

レーダーチャート

上記は、比較表を元にして作成した、

  • BLUETTI Elite200V2
  • BLUETTI AC200MAX
  • BLUETTI AC200L

それぞれのレーダーチャートです

※レーダーチャート、総合ランキングは、各項目の1位を3点、2位を2点、3位を1点として採点しています。

総合ランキング

1位:BLUETTI Elite200V2(37点)

1位はEliteエリート200V2!

今回紹介した中で1番新しいポータブル電源なだけあって、コスパも1番良いです。

他より劣っている項目は、以下の2つのみ↓

  • 価格がAC200MAXより1万円高い(AC200Lよりは1万円安い)
  • 出力ポート数がAC200MAXより少ない

項目外(その他)では、容量が拡張できないという点で劣っています。

ただ、この3つを除けば、パフォーマンスはかなり高いです。

なんといっても、容量と定格出力が1番あるのに、1番小さくて1番軽いですからね。

さらに、バッテリー寿命が他の倍近くあるし、保証も5年ついているので安心して長く使えます。

レーダーチャートを見てもわかる通り、文句なしの1位ですね。

BLUETTIブルーティ Eliteエリート200V2は以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)

2位:BLUETTI AC200MAX(32点)

2位はAC200MAX。

今回紹介した中で1番安いのに、容量は1位と25Wh程度しか差がありません。

定格出力も1位と同等です。

そして、出力ポート数は群を抜いて多く、なんと16ポートもあります。

欠点としては、ちょっと大きくて重いところですね(Eliteエリート200V2が異常に小さくて軽いのですが…)。

保証も他より1年少ないです。

UPSも搭載していません。

BLUETTIブルーティ AC200MAXは以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)

3位:BLUETTI AC200L(28点)

3位はAC200L。

価格が1番高いです。

容量も定格出力も、少しですが他より劣っています。

バッテリー寿命は、まあ普通なのですが、他2つと比べると少し短か目です。

サイズと重量も特に申し分ないのですが、Eliteエリート200V2と比べると、大きくて重い。

それぞれの項目で大きな差はないのですが、点数をつけると大きな差になり、残念ながら3位となってしまいました。

BLUETTIブルーティ AC200Lは以下のボタンから、各サイトで購入できます。(公式サイトからの購入がおすすめです)

各項目の見方

各項目の意味を更に詳しく知りたい場合は、ポータブル電源の選び方!仕様(スペック)の見方がわかれば失敗しない!という記事をどうぞ。

価格

価格は安い方がいいですが、自分が望む性能を満たしているかも確認しておきましょう。

安さだけで選んでしまうと、実際に購入した後に「使いたい家電が使えなかった」なんてことになってしまう恐れがあります。

自分が使いたい家電に対して、どのくらいのポータブル電源を選べば良いのかわからない場合は、「【家電別】オススメなポータブル電源の容量と定格出力!」という記事を参考にしてみて下さい。

さらに、ここで紹介しているポータブル電源の各メーカーは、よくセールをやっているので、価格で迷っている場合は1度公式サイトを覗いて見ましょう。

ここで紹介している価格より安く購入できる場合があります。

容量

容量は多い方が、家電を長い時間使用できたり、たくさん充電することができます。

定格出力(W)

定格出力は、安定して出力できる電力のこと。

「どのくらいの消費電力の製品を使用できるか」という指標になります。

例えば、定格出力が100Wのポータブル電源なら、理論上、稼働できる製品の消費電力は100Wまでとなります。

なので、消費電力が1,200Wのドライヤーを使いたいのに、定格出力が100Wのポータブル電源を買ってもドライヤーを稼働させることはできません。

使いたい家電に見合った定格出力のポータブル電源を選びましょう。

充電時間

充電時間は、短い方が早く充電できます。

今回は、BLUETTIの公式サイトに記してあった「推定充電時間 = (容量/充電電力) + トリクル充電時間。BLUETTI ポータブル電源のトリクル充電時間は通常0.5~1時間。」という計算式を使用し、充電時間を計算しています。

なので厳密に言うと、容量の多いElite 200V2は他と比べ少しだけ充電時間が長くなりますが、誤差の範囲だったため、全て1位としています。

また、ソーラーパネルからの充電時間は天候によって異なります。

比較表に表示している時間は、あくまでも目安だということをご承知下さい。

出力ポート

出力ポートはたくさんあった方が、多くの機器を使用できます。

また、出力ポートの数だけでなく、種類の多いものを選ぶと色んな機器に対応できます。

ACの出力ポートがあれば、だいたいの家電に給電できますが、一応、「自分が使いたい家電のプラグに合う出力ポートがあるかどうか」を確認しておきましょう。

サイズ

サイズは小さい方が、場所をとらないし、持ち運びもしやすいです。

この記事では、高さ・幅・奥行をかけた体積の小さい順にランキングしています。

重量

重量は軽い方が、持ち運びが楽です。

バッテリー

※サイクル数:0%から100%までの充電で1サイクル。通常、サイクル数が多いほどバッテリーの寿命は長いと考えてよい。

バッテリー制御

バッテリー制御(BMS:バッテリーマネージメントシステム)とは過充電や過放電の防止・温度管理・電池残量の管理・過電流を防ぐ・セル電圧の均等化といった安全制御システムのことです。

最近はポータブル電源からの発火で火災になったという事例もみられているので、安全のためにもBMS機能が搭載されているポータブル電源を選びましょう。

今回紹介したポータブル電源は、すべてBMSを搭載しています。

AC出力周波数

SHARP HPより

日本の電源周波数は、東側は50Hz、西側は60Hzとなっています。

なので、その地域で買った電化製品は、この周波数にしか対応していない場合があります。

(詳しく知りたい方は、 SHARPのHP を見るとわかりやすいです。)

ポータブル電源を選ぶときも、出力周波数が自分の持っている電化製品に合っているか確認しておかないと、「せっかく買ったのに、自分の持っている製品が使用できなかった」ということになるので気をつけましょう。

面倒くさい人は 50/60Hzどちらにも対応しているものを選ぶといいです。

今回紹介したポータブル電源は、すべて50Hzと60Hzのどちらにも対応しています

出力波形

多くの家電製品は純正弦波(=正弦波)を前提に設計されているため、ポータブル電源の出力波形も純正弦波のものを選ぶことをおすすめします。

矩形波や修正正弦波のものを使用すると、製品が故障する可能性があるので注意しましょう。

今回紹介したポータブル電源は、すべて純正弦波なので大丈夫です。

動作温度

動作温度は、ポータブル電源を正常に稼働できる温度のことです。

なので、ポータブル電源を寒い環境下で使いたい場合は動作温度が低いほど良く、暑い環境下で使いたい場合は動作温度が高い方が良いです。

保証期間

保証期間は長い方が良いです。

ポータブル電源に不具合が生じたときに、保証がなくて修理代が高くつくのは嫌ですからね。

多くのポータブル電源は、公式ストアから買うことで保証期間を長くできる傾向にあります。

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